8月28日水曜日、マンズワイン展示会(キッコーマン本社)にて、
栽培・醸造責任者 西畑さんのワインセミナーが行われ、
副会長の髭男爵ひぐち君も登壇致しました。
日本ワインを製造するにあたって、
現状直面している問題についてのお話がまず最初に。
ブドウ農家さんの高齢化に伴い、ブドウを生産してくださる方が減り、
マンズワインさんを始め、各社、自社畑を持つところが増えている傾向にあるお話や、
苗木が手に入らないという問題に対しても、
マンズワインさんは、自社で苗木を作っているというお話だったり。
その後は、マンズワインさんの歴史を振り返り、
1962年に会社設立後、1967年ヴィンテージ甲州が世界のコンクール(国際ワインコンクール最高級酒部門)で金賞を取るという快挙を成し遂げられたお話。
現存7本ということで、
そのうちの1本と、受賞メダルをお披露目。当時は甘口が主流だったので、甘口に作られている甲州だとか。
また、日本ワインスパークリング部門売り上げ日本一の『酵母の泡』に関するお話も。
本物のスパークリングワインを作りたい!という想いから、泡を作る時に、炭酸ガスを充填する安易な方法ではなく、酵母が発酵するときに出る泡をそのまま残す、タンクの中で二次発酵させる方法で製造。
高品質で安価に提供できる。また、多くの方にも飲んでいただける(大量生産が可能)、ブドウのフレッシュな香りも残せるなどのメリットがあるとの興味深いお話も。
更に、プレミアムワインの『ソラリス』に関するお話。
とくにスパークリングワインに関しては、澱引きを手作業でやっていたりするので、生産本数2000〜3000本という。
醸造責任者の西畑さん曰く、ワインを作る上で、
「ブドウの出来は10割、醸造の技術も同じくらい大事。ブドウの質があって、それを落とさないように醸造していくのがワイン造り」
銘醸ワインと言われるには、ブドウ造りにどれだけ力をかけれるか、技術がどれだけあるかが大事だと。
そんな中で、マンズワインさんは、秋雨から、ブドウを守るために、垣根にビニールで屋根をつける方法の、
マンズレインカット方式を採用。ブドウを病気などから守り、無事に適切な時期に収穫期を迎えられるように技術を駆使しているお話も。
また、樹齢35年を越える、貴重なシャルドネのお話や、良質なワインを生み出すために、2/3のブドウは切り落とすというこだわりぶり。
知恵と技術、日本ワインにかける想いの結晶とも言えるソラリスは、世界各国首脳の集まる晩餐会等でも多々提供されているとのこと。
外務省御用達のワインであることなど、世界に誇れる、日本ワインのひとつですよね!
ワインセミナー以外にも、
この秋から発売される、貴重なワインが試飲できるブースも設けられておりました♪
日本ワインスパークリングで売り上げ日本一の『酵母の泡』。このシリーズのプライベート・リザーブ甲州。全体的にとても上品な造りで、ふわっと、おしとやかに香る樽に、少し日本酒の酵母感を思わせる日本らしいワイン。秋から冬にかけていただくのにぴったり!
『酵母の泡』シリーズのシードル。ふじりんごのもぎたての香りがそのまま!スルスルと飲み進められるりんご感たっぷりのシードル。
甲州の醸し。香ばしい香りは、炭火焼や焼き鳥などと一緒にいただきたくなる醸しの甲州!
などなど、
ワクワクするラインナップがたくさん!
是非皆さんも、この秋、マンズワインさんの新商品にもご注目ください!!
News Data
- イベント名
マンズワイン展示会