プリオホールディングスpresents「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」 2025年7月10日OA

2025年7月のゲストは青森県むつ市の(有)サンマモルワイナリー代表取締役社長、北村良久さんです。
まずは自社畑のケルナーで乾杯!モテたいがために始めたスケボーとサーフィン、半ば無理やりやらされた(?)野球とゴルフ。
今回は北村さんのスポーツ遍歴のお話など。(全5回 2回目)

辰巳:7月2回目の放送です。お客様は青森県サンマモルワイナリー社長の北村良久さんです。
そして、プリオホールディングス総料理長、井村貢シェフです。

全員:よろしくお願いします!!!

辰巳:まずは乾杯しましょう!今日は白ワインです。

全員:カンパ〜イ🎶


【サンマモルワイナリー ケルナー 2024】
https://nachumaru.com/store/products/detail/1373?srsltid=AfmBOooJQn85GzDFLvliOCcvjlYBcHBLsxE_Ejk8LCQItWA2lrmwEvH6(←参考サイト)

辰巳:これも香りがいいワインですねぇ。

井村:味わいは洋梨とか秋のフルーツのような香りもしますし、パッションフルーツのような香りも。豊かな香りで飲んでいて楽しいワインです。

北村:これは、少量ですが第一圃場に最初から植えてるケルナー。ですから樹齢は27年、もう少しで30年です。いちばん最初はいろいろ植えました。ピノ・ノワール、メルロー、カベルネ・フランちょっと、ピノ・グリもちょっと。ほかにはこのケルナー、ライヘンシュタイナー、先週お出ししたシュロンブルガー・・・。

辰巳:元々ゴルフ場になるかもしれなかった500ヘクタールの土地にブドウを植え始めた。今現在ブドウ畑はどれぐらいの広さなんですか?

北村:12ヘクタールですね。

辰巳:まだそんなもん?まだまだ増やせますね笑。

北村:いやいや、なかなか。ブドウが採れてもワインにするのも大変ですし。夢はあるんですけどね。

辰巳:今回は3人とも大阪出身、しかもほぼ住吉大社のあたりに住んでた、という奇遇なご縁。小学校も一緒かな?

井村:僕は住之江に住んでたんで墨江小学校。

北村:僕は引っ越して千里山に行ってしまったんで。

辰巳:墨江小学校は明治5年にできた住吉区ではいちばん古い小学校。(←なんでこんなに詳しいんでしょう?)
僕は敷津浦小学校と言って明治7年にできた学校だったんですよ。なんか昔の思い出が蘇ってきて懐かしいんですけど、ちょっと話を戻す前にお料理を食べましょうか。シェフ、きょうの料理はなんですか?


【ヨーロッパ野菜を使ったバーニャカウダ風サラダ仕立て】

井村:埼玉県にヨーロッパ野菜を作ってる畑(ヨーロッパ野菜研究会)があるんですけど、そこの野菜を使ってバーニャカウダ風のサラダにしてみました。
アンチョビとかニンニクを使ったソースと、シンプルにさっと湯がいた野菜をソテーして中に味を入れる手法です。

辰巳:’バーニャカウダ風’ってなかなか言いにくいですね笑。イタリア語では「熱いお風呂」ですが今日はサラダです。

北村:美味しいです♡

井村:ケルナーの香りにも引き立つようなイメージで作ってみました。

辰巳:このケルナー、若干残糖ありますか?香りだけじゃなく甘みもあるような。

北村:(残糖は)ほぼ残ってないと思います。(手元の資料を見ながら)ぁ、9.8ありますね。

辰巳:でも酸がきっちり残ってる、あとは苦味も。

北村:はい、かなりミネラリーかと。厚みもあるんで、他のワイナリーにもいろいろケルナーありますけど、かなり特徴的かなー。

辰巳:いいですねぇ。陸奥湾のホタテを焼いたら合いそうなワイン。

辰巳:「下北ワイン」と称してる、この「サンマモルワイナリー」のラベルに描かれてる人物は(北村さんの)お父様の7人のお孫さんたちでしたよね?そういえば「7人の孫」ってなんかありましたね。(←「七人の孫」は1964年に放送されたテレビドラマのようです)
でもこのワインには顔がない。どないしたんですか?笑。

北村:レストランや、少々値段が高いワインを扱っていらっしゃる小売店に向けて出している商品で、(ネット含め)一般売りはしてません。

辰巳:先日4回目の訪問をしまして、相変わらずめちゃめちゃ遠かった笑。そこで初めて飲ませてもらったんですけど、

北村:実はワイナリーでも売ってません。あの時はこそっと裏から出してきました😅。特定の酒屋さんとレストラン、あとは県外の取引が多いです。

辰巳:内容的にもプレミアムなライン?

北村:そうですね。ラベルだけ変えたとかそういう商品ではなく、このライン用に仕上げてます。

辰巳:年間どれぐらいの本数造られてます?

北村:自社畑は5万本弱ぐらい、買いブドウで造ってるのは6万本ぐらいで全部で10万本いくときもあります。

辰巳:なんとワイナリーは2つあるんですよ。一つはむつ氏のもうちょっと先の川内町、もう一つは、青森県南部、秋田県に抜ける大鰐。
そこにゴルフ場とクラブハウス、

北村:あとはホテル。(←「青森ワイナリーホテル」https://www.a-wineryhotel.com

辰巳:津軽平野から見たらお城みたいなんですけどね。その、ホテルの一角にワイナリーが?

北村:そうなんです、ホテルの中に。昔はそこにプールがあったんですけど、(そこは)寒い!笑。その利用率考えると・・・

辰巳:温水プールじゃないんですか?

北村:温水なんですけど、寒々しいというか。標高500mの山の頂上でスキー客も多いところなんで。客室100以上で標高500mのところに建ってるホテルは少ないらしいですけどプールは利用率考えるとね。でもそのおかげで水を溜めてるから、ワインやるには基礎がしっかりしてる。「プールの水をワインに置き換えてしまえ!」ということで、その構造を利用しましてワイナリーに。

辰巳:それが何年前でしたっけ?

北村:10年弱ですねぇ。

辰巳:青森県はスチューベンが日本一の産地ですよね。

北村:他にも飲んでいただきたいものがあったんで今日は持ってきてないですけど。

辰巳:で、その大鰐の方のワイナリーでは6万本ぐらい(製造してる)?

北村:そうです。こっちはスチューベンと、あとはリンゴもあります。でもこの第2のほう(大鰐のワイナリー)のリンゴ(シードル)はスティル専門で、ガスは入れてません。第1のワイナリーの方のシードルはガス充填中心なんです。

辰巳:ここらで曲を。前回はボブ・マーリーでしたけど今日はなんにしましょう?

北村:今回もボブ・マーリー。「エクソダス」。

辰巳:大脱出、みたいな?

北村:’大移動’ですね。

辰巳:イスラエル、パレスチナあたりの?

北村:まさしく!そんな感じです。


Bob Marley & The Wailers「Exodus」(1977年)
https://www.youtube.com/watch?v=QBeNlUG0Vyc&list=RDQBeNlUG0Vyc&start_radio=1

辰巳:はい、前回も今回もレゲエでございましたが、サーフィンとの出会いは?

北村:中学の時に「ボーイズ・ボーイズ」というスケボーの映画を観たんです。そしたらそのスケボーしてる男の子が女の子にモテるんですよ。「わっ、これや!」と思いましてスケボー買いまして、中1のころスケボーやってたんですね。そしたら転校生来まして。
「いや、スケボーよりサーフィンや」ってサーフブランドのTシャツ着てるんですよ。「えー、めっちゃかっこいい」と思ってサーフショップにそのTシャツ買いに行きまして、その後サーフボード買わされまして笑、始めたんです。海出たらすぐに折れましたから、元々折れてたんですよ爆。悪い連中に騙された笑笑。

辰巳:サーフィンやってモテました?

北村:ぜん〜ぜん、思い違いですよ。そもそも波の立つ海なんかに行っても女の人いないですよ、海水浴場じゃあるまいし爆。

辰巳:でも女性のサーファーも多いんじゃないですか?

北村:そうですねぇ。オリンピック競技に出てくる女性なんかは気力体力はとんでもないですから。

辰巳:子供の頃は将来何になりたいと思ってはったんですか?

北村:父親が事業家でしたんで、周りからは「アトツギアトツギ」と言われてまして、洗脳されてしまうんですよね。

辰巳:なるほどねー。お父さんからは「あれ勉強しろこれやれ体鍛えろ」とか言われてたんですか?

北村:まっったくないです。何にも言われなくて「なんで何にも教えてくれへんの?」って親父に聞いたら「ノーアドバイスがベストアドバイス」。笑。そうなんかなーと丸め込まれまして。。。

辰巳:周りからはチヤホヤされてたんですか?

北村:母親は、父親がやってたスポーツをやらせたいとかあったみたい。

辰巳:お父さんは何のスポーツを?

北村:野球選手でした。ノンプロでしたけど。

辰巳:そういえばそうでしたね。確か肩壊して・・・。

北村:ですからオカンはですね、同じようなスポーツを(自分に)推すんですよ。僕は女の子にモテたいから長髪にしたいのに、丸坊主の野球に引き摺り込まれる😡

辰巳:いつぐらい?

北村:まだ小学校ころは楽しくやってたんですよ。中学校までもまだ長髪OKだからいいんです。で、高校入ったら当時は丸刈りですから。いちばん思春期の頃に坊主ですよ。

辰巳:坊主は坊主で坊主好きの女子はいたでしょ?笑笑。

北村:いたかもしれないですけど、16〜18歳のときは辛いもんありますよね。

辰巳:野球部だった?

北村:そうです。

辰巳:大学は?

北村:ゴルフ部。

辰巳:やっぱお坊ちゃんですねー。

北村:まぁお坊ちゃんです、ものすごいお坊ちゃんです笑笑。(父親から事業上?)「お前ゴルフやらんとアカン」言われて。
当時のゴルフウェアはパンタロンみたいなオッサン臭いやつで。「俺、サーファーやのに」爆。

辰巳:ゴルフでも半ズボンありますやん(←半ズボンって笑)

北村:でもその当時は西日本でいちばん強かったチームでしたから、それは厳しいです。角刈りのスポーツ刈りですし。

辰巳:僕も知ってる大学ですね。相撲も強いし野球も強い。

辰巳:またも時間になってしまいました。この続きはまた来週。

全員:ありがとうございました!!!

News Data

プリオホールディングスpresents 「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」

2025年7月10日放送回

ワイナリー

有限会社サンマモルワイナリー
https://www.sunmamoru.com

収録会場

エネコ東京
https://eneko.tokyo/

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