
2025年7月のゲストは青森県むつ市の(有)サンマモルワイナリー代表取締役社長の北村良久さんです。
番組6年目にしてお初、青森県からのお客様です。津軽弁が聞けるかと思いきや、なんと北村さん、大阪出身。
しかも辰巳さんとシェフの出身地、住吉区でした。(全5回 1回目)
辰巳:7月になりました。っていうことは、この番組が始まってから6年目に入ったと言うことですね〜。
井村:早いですねぇ。
辰巳:始まったのはコロナも始まった頃。大変な中細々とやってきて笑、今でもお料理を作り続けてくださってます井村貢シェフ!
これからもよろしくお願いします!
そして7月は5週ありますが、お客様は青森県から。もうね、(本州)最果ての地、からはるばるお越しくださいました「サンマモルワイナリー」の北村良久社長です。
全員:よろしくお願いします!!!
辰巳:ちょっちょ硬いっすよ笑。
北村:緊張してます汗。
辰巳:シェフも私も大阪(出身)なんですけど、
北村:実はワタクシも(←ぇw)。
辰巳:でしたよね。じゃぁ関西弁でしゃべったほうがいいかもしれませんね笑。
ゲストの方が関西出身だと、つい関西弁に笑汗。青森ではどうなんですか?
北村:青森の人には「関西弁だ」って言われてますね。一応標準語しゃべってるつもりなのに笑。
辰巳:元々は大阪の会社ですよね?
北村:そうですね、ゴルフ場の経営がメインの会社です。
辰巳:その話は後ほどゆっくりと。まずは乾杯したいと思います。
全員:カンパ〜イ🎶
【下北ワイン Sarah(サラア) 2024】
https://www.sunmamoru.com/shopdetail/000000000581/ct6/page1/order/
辰巳:白ワインです。香りがいいですねぇ。シェフ、このワインいかがですか?
井村:飲んだ瞬間はフワッと甘い香りが口の中に広がって、でも甘ったるいわけではなく。この香りが甘い感じにさせてるのかなと。
辰巳:ですよね。このワインはどういうワインですか?
北村:ドイツ系ブドウ品種のシュロンブルガー。色で言いますと「グリ」になります。
辰巳:あれ、交配品種でしたっけ?
北村:そうです。非常にたくさん掛け合わさってます。
辰巳:いっかい覚えたんですけどね、最近物覚えがだんだん悪くなってきまして😅
北村:本国のドイツでもほとんど作られてなくて、口にするのもなかなか難しい。
辰巳:イングランドの南部とかは?
北村:うちでやってるライへンシュタイナーだったらイギリス南部、あとはカナダで作られてるようですけど。でもそちらもシャルドネに置き換わってきてるかなぁとは思います。
辰巳:こういう個性的なアロマ系はまたこれから盛り返すと思ってますし、ニューヨークなんかではこういう系がどんどん出てるって聞いてます。このワインのラベルには女の子の顔が描かれてる。
北村:そうです。サラアと言いまして、私の姪です。もう大学生になりましたけど。
辰巳:だってワイナリーができたのは17年前、でしたっけ?
北村:そうです。このワインは初期からあるワインでして・・・だからもう大学も卒業して学校に勤めてました、そういえば💦
辰巳:このラベルは10歳ぐらいの時のサラアさん?。このワイナリーのラベルはほかにも男の子の顔が描かれてたりで、すごく家族系でえぇなと思ってるんです。このラベルのデザインは変えてないんでしょ?
北村:はい。青森県では”このラベル”で名前覚えていただいているので、大きく変えるのはビジネス的にも難しいと思います。
辰巳:あとは”リョウ”とか”カノン”もありましたね。あとは”デニー”、
北村:、と”ジョシュア&クレア”。
辰巳:で、そのうち北村さんの子供さんは?
北村:リョウとカノンです。あとの名前は甥と姪。
辰巳:このワインに合わせたお料理はなんでしょうか?
井村:今日は紫カリフローレという野菜をヴルーテにしました。独特の香りがあります。中にはコンソメジュレと桃を浮かべてあるので一緒にお召し上がりいただければと。
全員:いただきま〜す🥄🥄🥄
【紫カリフローレヴルーテ 桃の風味のコンソメジュレ添え】
辰巳:ラジオでお料理を紹介するのはホンマに難しいんですけど、紫、というより’水羊羹の小豆色’ちょっと黒味がかった、、、。
井村:浮かべてある桃もこのワインに合わせたくて。
北村:桃とすごく合いますね。
辰巳:桃も一緒にピューレにしちゃえばいいのに笑。
井村:いや、混ぜちゃうのとアクセントがあるのでは違いますっ。
辰巳:この桃のアクセントでワインからますます桃の香りが立ち上がってくる。
北村さんは大阪出身でしょう?「桃といえばどこ?」
北村:和歌山。
辰巳:僕は岡山。シェフは?
井村:岡山。
辰巳:ですよね。関西で桃といえば岡山か和歌山。関東では山梨だっ、って言いますよね。山梨より岡山の方が美味しいと思うんですけど笑笑。
これ山梨で言ったら怒られる笑笑。(←永遠に決着がつかない「山梨VS岡山の晴れの国」争いですね)
以前山梨出身の林真理子さんに「山梨の桃はイマイチですよねー」って話をしたら「そんなことはありませんっ😡」と言って美味しい桃送ってくださいました笑笑。あとは福島の桃も美味しいですよね。
(話が脱線しまくりましたが)
辰巳:このワイナリーの成り立ち、です。ゴルフ場を中心に、レジャー産業を経営されていて。お父さんが創業者?
北村:そうです。父が28歳の時にゴルフ場を作りまして、当時はもちろん最年少で。
辰巳:今83歳?ってことは28歳の時は「1970年コンニチワ♪」の時ですね(←最初の大阪万博の年)。
北村さん今おいくつ?
北村:60です。あと何日かで。
辰巳:っということはこの番組が放送される頃にはなってますね(←収録日は6月10日でした)。6月26日と今聞きました。おめでとうございます!
北村:ありがとうございます。
辰巳:青森には自分から?それともお父さんに「行け!」と?
北村:元々父親が何ヶ所かゴルフ場を経営してまして、その後がバブル。それが崩壊した時には、ま、ゴルフ場ですのでもろに不況の風を受けましたので。会社を再建するのにすったもんだしまして、その時は僕も息子だし頑張ったんですけど、少し体を悪くしまして、、、。
今から17年ぐらい前、40過ぎの頃。だから「もう引退したい」と言ったんですけど、父親は「まぁそう言うな。そういえばお前ワイン好きだったよな?」と。「スキスキ♡」と言ったら、当時からちょこちょことやってた(ワイン事業)を「休養がてらやってみたらえぇやないか」っという話から青森に療養がてら行くことに。
辰巳:っていうことは、ワイン事業を立ち上げた時にはまだいなかったんですね?
北村:はい。ちょうどブドウを植えかけた頃ですから。
辰巳:創業は1998年でしたね、北村さん33歳の時。
北村:だからそのころはまだ行ってない。徐々に行き出して、最終的に17年前に移住しました。
それまではブドウを植えてる現場には通いましたけど、まだ大阪に住んでましたんで。
辰巳:ってことは青森にブドウを植え始めたのはお父さん?
北村:そうなんです。
辰巳:この(子供達を描いたラベルの)ワイン名はお父さんにとってお孫さんの名前なんですねぇ。
北村:そうですそうです。
辰巳:そうでしたか。お父様には以前大阪でお会いしました。今もお元気ですか?
北村:はいおかげさまで。
辰巳;僕の高校時代の同級生のDr.が、健康食品のことをやっていて、確か(お父上と)一緒に仕事してる関係で焼肉を食べた記憶があります笑。大阪で焼肉のお店も経営されてるんでしょ?
北村:そうなんです。
辰巳:そんな関係でもありますけど、この経緯をあんまり聞いてなかったもんですから。
体壊されたんですね?
北村:そうですね、ちょっとねぇ、精神的に疲れてしまったんです。プレッシャーが大きかった。
辰巳:お父さんの会社に入って、バブルが弾けて・・・。
北村:その時は実質私が経営者になってましたんで。。。
辰巳:バブル弾けたのは25歳の頃、
北村:はい、20代の後半の頃から。正直いうとその頃はイギリスで遊んでたんですよ。ま、”留学”という名の遊び。
そしたら母親から電話かかってきて「日本大変!、アンタ帰ってきてお父さんを手伝いなさい」と。
それから(現地の)学校も半ばで戻ってきて、親父の会社の再建をやってたんです。
辰巳:その大変な中で、僕が聞いた話では、ゴルフ場を予定していた青森の土地がダメになった。
そこはもう造成してたんでしょ?
北村:いや、買収して、工事にかかる環境アセスメントも全部取って、、、。そしたら漁協から「保証金が足りない」と言われたんです。工事で赤土が流れてきて海が汚れるからと。
辰巳:陸奥湾に面してるんですよね。
北村:そうです。海に近いのでね。そうこう交渉してるうちにバブルが崩壊して、金融機関はすべて「ゴルフ場リゾート施設にはいっさい金貸すなー」という総量規制がかかり、そのゴルフ場の話は頓挫してしまうんです。今となっては、あの場所でゴルフ場なんて至難の業だったと思いますから、そうなってよかったなとは思ってますけど笑。
辰巳:バブル当時は土地さえあればどこでもゴルフ場にしてた時代でしたからね。で、その土地を?
北村:取得しました。
辰巳:広さはどれぐらい?
北村:(ワイナリー含めて)500ヘクタール(!)
辰巳:!!!東京ドーム100個分とか。
北村:東日本では個人で(1カ所に)500ha持ってる人ってそんなにいないと思います。お金になればいいんですけど、そういう場所でもないんで汗。
辰巳:これからどんどん人呼んで、下北半島はまだまだいきますよ〜。
北村:まだ’未開の地’ですし、
辰巳:マグロが美味しい大間も近いし笑。
辰巳:ここでリクエスト曲を。今日はなんにしましょ?
北村:ボブ・マーリー「CoudYou be love」というレゲェです。
辰巳:レゲエは分かりますが、なんでそれが好きなんですか?
北村:僕波乗りするんですが、よく連れて行ってくれてた先輩が、車の中でかけてたんで懐かしいなーと思って。
辰巳:とりあえず聴いてみましょうか。
Bob Marley「Could You Be Loved」(1980年)
https://www.youtube.com/watch?v=g3t6YDnGXAc&list=RDg3t6YDnGXAc&start_radio=1
辰巳:サーフィンはいつ頃からやってるんですか?
北村:14〜15歳のころから。
辰巳:最初はどこですか?
北村:大阪やったら最初は和歌山ですね。磯の浦。電車で行けたんで、朝ボード担いで始発に乗って。で、少し年齢行ってからは三重県。
辰巳:大阪は(出身)どこですか?
北村:千里山ってとこです。
井村:僕は元々住吉ですが、一時期は茨木の方に住んでたこともあります。
北村:実は僕、住吉で生まれたんです。
辰巳:僕も住吉ですよ。
北村:それこそ住吉大社の真ん前で生まれたんですよ。
井村:ぇ!?、あのたばこ屋の?
北村:住吉大社の前に道があって、そこに銭湯とタバコ屋があって、そのタバコ屋の孫が僕やったんですね。
辰巳・井村:へぇぇぇ。
井村:僕は高灯籠の・・・
北村:めちゃめちゃ近いです!
辰巳:でも生まれたのは病院で、急にタバコ屋や神社でポコっと生まれたわけじゃないでしょ?
全員:爆
辰巳:まぁ大阪やからいろいろあるかなと笑笑。僕も初詣は住吉大社。
北村:いろいろ共通項が。
辰巳:僕より7つぐらい下、シェフはさらに7つ下だから時代はちょっとずつ違いますけどね。
話が脱線しまくってしまいまして今どうしていいのか分かりませんが、今月は5回ありますんで今回はゆっくり目のスタート、ということで笑。この続きはまた来週!
全員:ありがとうございました!!!
News Data
- プリオホールディングスpresents 「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」
2025年7月3日放送回
- ワイナリー
有限会社サンマモルワイナリー
https://www.sunmamoru.com- 収録会場
エネコ東京
https://eneko.tokyo/