2020年7月から始まったラジオ番組『ヴィラ・デ・マリアージュpresents「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」
2023年7月のゲストは広島県「瀬戸内醸造所株式会社」代表取締役の太田祐也さんです。
2週目も泡、キャンベル・アーリーのロゼで乾杯した後、太田さんずっと(冷や)汗かいてました。
いったい何があったんでしょうね笑。(全4回 2回目)
辰巳:今月のお客様は広島県三原市からお越しいただきました「瀬戸内醸造株式会社」の太田祐也社長でーす。
(いつも通り、この会場「Villas des Marriages 多摩南大沢」の井村貢シェフにも同席いただいています)
えっと、39歳でしたっけ?
太田:はい、39歳になって半年経ちました。誕生日1月なので。
辰巳:若いっすねぇ。コンサル的なこと、地方創生系のお仕事もされててこのワイン界に飛び込んできたというお話を、先週伺いましたけど。今日は(も?)まずは乾杯して飲みながら伺いましょうか?
全員:カンパ〜イ🎶
辰巳:これは赤?ぁ、ロゼですね。「竹原キャンベル・アーリー2022」。スパークリングですか?
太田:そうです!
【竹原 キャンベル・アーリー 2022】
https://shop.setouchijozojo.jp/products/2022takehara-wine-1?variant=43106581938329
辰巳:う〜ん、このキャンベルの独特の香り♡フォクシーフレーヴァーとか言われてて、好き嫌いはあるかもしれませんけど。これ、酸味ありますね。
太田:そうなんです。それが我々のキャンベルの特徴で。
辰巳:シェフ、このワインはいかがですか?
井村:すごくミネラル感があって、旨味もあって非常に飲みやすいワインですね。
辰巳:スパークリングとはいってもそんなに泡は強くないんですね。瓶内2次発酵でデゴルジュマンもしてる?
太田:はい。
辰巳:濁りもありそうでない。果実味もあるしー。これおいくら?
太田:確か、税込で3000円ちょっとだったと思います。
辰巳:(税抜で)2800円とかそれぐらいでしたっけ?
太田:いや、3000円ちょっと超えるぐらいかな💦。(←HPによると税込3520円でした)
辰巳:先月の大村さんもそうでしたけど(勝沼の丸藤葡萄酒の社長)、自分とこのワインの値段覚えてない人が多くて笑。そんなもん?
太田:いや、(アイテムが)多すぎて💦💦。
辰巳:毎年値上げしてるから覚えてないとかそんなんじゃないんですね笑笑?
太田:12〜13種類あるので💦。
辰巳:それぐらい覚えられるでしょ笑笑。
太田:ぁ、記憶力の問題?笑。
辰巳:さ、このワインに合わせた今日のお料理はなんでしょうか?
井村:きのこのマリネと、地元のフルーツトマトを合わせたお料理。
【野口農園のトマトときのこのマリネ】
辰巳:マッシュルーム、エリンギ、しいたけ・・・5〜6種類入ってますね。このワインとどう合わせた?
井村:土の香り。キャンベルの独特の香りと、きのこの香りを合わせてみたんです。
辰巳:さっきシェフが言ってたワインの’ミネラル’もそうですし、このマリネしたビネガーともすごく合ってますよね。このハーブは?
太田:すんごい美味しい♡
井村:レモンバームです。ちょっとレモンの香りが欲しかったんで。
辰巳:太田さんのワイナリーにもレストランがあって、かなり美味しかった記憶がありますが。
太田:ありがとうございます!でもコロナで正味3ヶ月ぐらいしか開けられてなくて。今現在は団体のお客様だけにさせていただいてますが、状況を見ながら一般のお客様にも開放しようと思っております。
辰巳:広島って広くてね、みなさん、特に東日本の方々にはわかりずらいかもしれませんが、先週のお話し通りこんな感じ。
安芸津、今は合併して東広島になりましたが、そのとなりは竹原だったり。広島の海沿いはサイッコーにいい景色、観光資源を持ってる。
太田:おっしゃるとおり!
辰巳:地中海とかエーゲ海とか名前はかっこいいっすけどね、瀬戸内海に比べたらぜんぜん!
太田:瀬戸内海最高〜!!
(地図お借りいたしました)
辰巳:ほんと、このワイナリーを中心に賑わってほしい。その地方創生、いつぐらいから始めたんですか?
太田:「地元のためになることをやれ」っていうのが祖父の遺言なんです。
辰巳:おじぃさんが造船所をやっていた?
太田:いやいや、うちの一族は代々公務員(役所勤め)の家系でして。亡くなる直前に「地元のためになることを」と言われ考えるようになった、っというのが流れです。
辰巳:おじぃちゃん子だった?
太田:そうですね。
辰巳:言われたってそんなにすんなりいくわけじゃないでしょ?
太田:その通りです。遺言は一つの契機としてあったんですが。今の会社を作る前に地方を回るような(別の)仕事をしていて。
辰巳:どんな?
太田:M&A、企業を買収するような。
辰巳:東京にいたんですね?
太田:はい、18からずっと東京に。大学院は途中で飽きて辞めてしまいー、
辰巳:飽きて!?
太田:いやぁ、ちょっとちがうなぁぁぁと、汗。べ、勉強向いてなかったんすよ大汗。
辰巳:実はぼくのマネージャーも(そこにいるんで)大きな声じゃ言えませんが、役者になりたくて大学院辞めたんですよ、ちょっと変わりもんの爆。そんな共通点が。
太田:いっしょですね。辞めて、就職させていただいて。いろんな地域に行って話をするわけなんですけど。
辰巳:そうかそうか、その東京のM&Aの会社に就職して、地方に出張するんですね?
太田:そうですそうです。で、地方のオススメの居酒屋さんなんかで話をしてて、「じゃ、ついでにもう1軒」ってなるじゃないですか。
でも居酒屋の親父さんに聞いても「こんなとこなんもねぇよ!」と。でもこのころちょうどスマートフォンが出始めの頃で、調べてみると「意外といろいろあるじゃん」。っていうのを親父さんにいうと「ぁ、確かに(その店)ある」ってなるんです。
だったらそういう情報をみんなが発信できるようになれば、もっと食だったり文化だったりを地域に知らしめるようなしくみができるようになるんじゃないかなぁと。思い始めてから「じゃぁ自分でもなにかできるんじゃないか?」ってとっから、今の親会社「FOR C」って会社を作りました。
辰巳:それは広島?
太田:東京です。
辰巳:結局東京には何年いたんですか?
太田:えっと、18歳から、、、今だに結構行ったり来たり。月の半分は東京。
辰巳:家は?
太田:(広島)三原に。
辰巳:東京に昔からのお付き合いの人とか?(←女子?)笑。
太田:ないんです、ホテル暮らしでございます笑。コロナで東京の家は引き払いまして。それから今だに家探しをしているところでございます。
辰巳:なるほどなるほど。ではここでリクエスト曲を。今日はなんにしましょ?
太田:スティーリー・ダンの「Hey Nineteen」っていう曲です。
辰巳:シェフ、知ってます?
井村:いや、知らないです笑。
辰巳:まずは聴いてみましょう。
Steely Dan「Hey Nineteen」(1980年)
https://www.youtube.com/watch?v=oJ11Vq6N7rk
辰巳:スティーリー・ダンの「へい、19歳!」爆。これはどんな思い出があるんすか?
太田:爆、、、特にないっつったらアレなんすけど。
辰巳:だって昔の歌じゃないですか?僕が大学生の頃の歌ですよ。初めて聴いたんですけどね笑。
太田:酒飲んで女の子に「オマエら19歳だろ?俺たちが19歳の頃はこんなんだったんだぞ」と、クダを巻くオヤジたちを歌った曲なんですけど笑笑。
辰巳:オレやってるかもしんない爆。今近大(近畿大学)で教えてるんですけど、最近の若い子達はみんなマジメ。ちゃんと時間通り出席もするし、でも終わったらすぐ帰るし爆。
太田:今のナインティーンですね笑笑。
辰巳:太田さんはどんな学生だったんですか?だってついこないだでしょ?
太田:っと思ってたんすけどね、でも19歳の子供がいてもおかしくない歳になってしまいました笑。
辰巳:あれ、お子さんいたんでしたっけ?
太田:、はいないんですけど、
辰巳:結婚はしてましたよね?
太田:してました、って過去形にしちゃいけませんね。
辰巳:何年ぐらい?
太田:えーと、10年、ですね。今変な汗をかいております💦💦笑。大学の頃の同級生です。
辰巳:東京の人?
太田:実は山梨なんです。北杜市の小淵沢出身でございまして。
辰巳:ひょっとしたら小淵沢に引っ張って行かれてたかもしれませんね。(←今やブドウ処、ワイン処ですからね)
太田:危うく笑笑。今なんとか広島に。でも小淵沢もいい場所でして、目の前に八ヶ岳バーン!!!。海はないですけどブドウも今いろいろあるし。
辰巳:馬の町でもあるし。僕はしょっちゅう馬に乗りに行ってました。で、奥さんとは?
太田:20年前に知り合って(学生時代)10年前に結婚したんです。
辰巳:それで東京も引き払って、今は奥さんも三原に?
太田:はい。正式に家(住民票)を移したのは3年ぐらい前ですね。どさくさに紛れて一切合切を笑笑。それまでは東京でした。
辰巳:三原いいとこですから奥さんも気に入ってるんじゃないですか?
太田:いやぁ、どうなんでしょう・・・(←ん?)爆。そこはちょっとオフレコということで(←んん?)
辰巳:ラジオをお聴きの皆さんはこの件は🤫、ということで笑。、、、ってなんの話でしたっけ笑。
太田:なんでしたっけ?笑笑。
辰巳:そそそ、19歳ね、ヘイナインティーン。
太田:19歳・・・。ぁ、そそそ、18歳のときに「大学の単位足りないよ」「このままだと留年よ」を学校側から親に通達されまして。
僕その時勉強全然してなかったんで、「やばいな💦」ってなったのが2年目の19歳。そっから頑張って勉強した頃ですね。、といいつつもメッチャ遊んでましたけど笑。東京楽しかった。夜の街に飲みに行ったりだとか、
辰巳:、東京はどこ住んでたんですか?
太田:調布です。
辰巳:なんで調布?
太田:明治大学だったので1、2年が(京王線の)「明大前」なので、調布からは特急で一駅!調布暮らしは長かったんですよー。
辰巳:そういうことか。ん?じゃ奥さんとはその19歳の頃に出逢ってるってことですね?
太田:ギリそういうことですね。
辰巳:で、ワインと出会ったのは?
太田:20歳ぐらいから、、、
辰巳:なんで19歳って言わないんすか、ここまで’19歳’で話きてるのに笑。
太田:失礼いたしました。だって19歳っていうとNGなんで笑笑、「お酒はハタチになってから」っということで、ハタチぐらい?のころにワインを。
辰巳:お酒もビールや日本酒もあるなかで?
太田:ワインはずぅーっとカッコイイイメージがあったので”知りたい”。最初は飲食店に飲みに行ったりとかでしたけど、その後はワイン会に参加したりだとかしてました。僕の酒の師匠に下北沢の*タンブランさんっていう、
(*タンブラン:http://tambourin.net/sp/)
辰巳:あの代沢十字路のとこですよね?
太田:そこに連れて行っていただきまして「日本ワインっておもしろいじゃん!」だって実際行けるし(←パスポート要らず)、話も聞ける(←日本語で)。
辰巳:それはいくつぐらいのとき?
太田:25歳。で起業しました。
辰巳:ぁ、時間がなくなってきました。次回はその25歳の時から始めたいと思います。7月のお客様は広島県三原市からお越しくださいました「瀬戸内醸造所株式会社」の太田祐也さんでした。
また来週!
全員:ありがとうございました!!!
お断り:番組の収録日、OA日、この原稿の掲載には時差があります。また、この番組はお招きしたゲストのワイナリーのワインと、収録会場の「Villas des Marriages 多摩南大沢」の井村貢シェフが作るお料理のマリアージュをみなさまにもお越しいただき楽しんでいただくのがコンセプトの一つですが、現時点でお店でお楽しみ頂けるワインとお料理のマリアージュの詳細については直接お店にお問い合わせください。)
瀬戸内醸造所株式会社
https://setouchijozojo.jp
News Data
- ヴィラ・デ・マリアージュpresents 「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」
2023年7月13日放送回
- ワイナリー
瀬戸内醸造所株式会社
https://setouchijozojo.jp- 収録会場
ヴィラ・デ・マリアージュ多摩
https://villasdesmariages.com/tama/