ヴィラ・デ・マリアージュpresents 「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」 2023年7月20日OA

2020年7月から始まったラジオ番組『ヴィラ・デ・マリアージュpresents「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」
2023年7月のゲストは広島県「瀬戸内醸造所株式会社」代表取締役の太田祐也さんです。
”地方創生”に尽力していた太田さんがいよいよワイン造りに乗り出します。そのきっかけとは?
今週のワインはソーヴィニョン・ブランとセミヨンの広島産ボルドーブレンドです。(全4回 3回目)

辰巳:7月3回目、お客様は広島県三原市からお越しくださいました「瀬戸内醸造所」の太田祐也代表です。
そして、この番組の収録会場「Villas des Marrages 多摩南大沢」の井村貢シェフにも同席いただいています。

全員:よろしくお願いします!!!

辰巳:まずは乾杯しましょう。今日は白ワインでございます。

全員:カンパ〜イ🎶

【三原 ソーヴィニョン・ブラン セミヨン キュベRocto 2022】
https://shop.setouchijozojo.jp/products/2022-miharasb_sewine

辰巳:これはどういうお酒ですか?

太田:ソーヴィニョン・ブラン、とセミヨン、のお酒でございます笑。セパージュは半々ぐらい、でございます。我々は”瀬戸内の一次産業を継承する”というテーマで会社やっております。農家さんたちに苗木をお渡しして、出来たブドウは全量買い取ってそれで新しい収益を作っていただく。農家さんには使ってない畑の耕作をやっていただく。
我々にとっては、生産量が増えるというメリットがあります。

この「キュべRocto」というこの’Rocto’というのは、三原の陶(すえ)さんという農家さんがおられるんですが、そこの屋号です。

辰巳:太田さんが苗木を準備して?

太田:はい、そうですね。

辰巳:農家さんが「これやりたい」ってのはないんですか?

太田:えっと、今後出てくるかもしれませんが、今のところは「この土地にはこれが合うだろう」というのを私が準備して決めてます。

辰巳:このソーヴィニョン・ブランとセミヨンってのはどうして選んだんですか?

太田:いや、なんとなく・・・笑笑。冗談っす冗談。ソーヴィニョン・ブランはお魚でもいいですしお野菜にも合う。瀬戸内の食材にも非常に合うといういう意味でいいんじゃないかと。セミヨンに関しては、今後私たちとしても取り組んでいきたい品種。サン・セミヨンもそうなんですけどね、おもしろい。

辰巳:サン・セミヨンとセミヨンってね、またちょっと違うしね。”ソーヴィニョン・ブラン✖️セミヨン”ってどっちかっていうとボルドー。

太田:ですね、ボルドーブラン。

辰巳:ボルドーが好きなんすか?

太田:いや、そういうわけでも笑。ボルドーブランも好きでそこから着想は得てるんですけど、そこばかりからではなく、ま、「瀬戸内の食材と合わせてやってきたいな」っていう思いで造ったんです。すいません、変なこだわりが多すぎて笑。

辰巳:農家さんからはそのブドウをちゃんと買い上げるんですか?

太田:もちろん!

辰巳:キロ400円とか?ん・・・もっと?

太田:(ですね)

辰巳:立派!で、このワインはおいくら?

太田:3000円、、、ちょっとですね爆。(←代表が価格把握してない問題再び。調べたところ、税込3520円でした)

辰巳:でも頑張ってますよね。井村シェフ、このワインいかがですか?

井村:非常にスッキリしてる中にも複雑味と濃厚さがあって、旨みのあるワインだなぁという印象を受けました。ので、今日はカジキマグロと野菜をグリルして香ばしい香りと合わせてみました。
オリーブのタップナードは、この白ワインに合わせるには黒よりグリーンの方が合うんじゃないかと。あとはアクセントにトマトのピューレ。

辰巳:このワインがなんとなく、ちょっとオイリーなんですよね。柑橘の清々しさよりもちょっとトロ〜っとして。だからこんなお料理が合うのかなっていう気がしました。
ではいただきましょう。

全員:いただきまーす!!!

【カジキマグロと中西ファームのグリル タプナードソース】

辰巳:カジキマグロは瀬戸内では獲れないですよね笑。

太田:確か・・・🧐笑。でも美味しいすねぇ。

辰巳:うん、旨い!こういうお料理には(ワインの醸造に)樽も要らないし、これぐらいがいいかもしれませんね。なんなんでしょうね、この旨さは?なんかね、細いことをやってんすよ、このシェフは笑。
(レモンの皮で苦味、カジキは香草の軸でマリネ、とかやっぱり細いことやってました)

太田:さすがのシェフ笑。

辰巳:さ、前回は(リクエスト曲の)「Hey Nineteen」の流れから、19歳ごろからお酒飲み始めて(←太田さんは「ハタチから」を主張してます)、25歳で日本ワインに目覚めたと。ぁ、その前には他の国のワインも飲んでた?

太田:飲んでました。

辰巳:で、25歳の時に下北と三茶の間にあるタンブランで日本ワインに出会い。あれ、タンブランってまだやってましたっけ?

太田:やってます!

辰巳:あそこね、いい店なんですよ。惜しむらくは閉店時間早いんすよ、10時(夜の)とか笑笑。でしょ?

太田:そうかも。

辰巳:下北や三茶で芝居観に行った後は夜9時半ごろから食べて飲める店いくんですけど、タンブランなかなか早くてね。

辰巳:日本ワインとの出会いってどうでした?

太田:もう14年前。「なるほど、こういう感じなんだ日本のワインは」。”テロワール”って言葉も世の中にそんなに出回ってる時代じゃなかったんですし、「マスカット・ベーリーA」って、「甲州」って、こんな感じなんだーって。タンブランさんに行くと地図で全部示してくれて、(フランスはなかなか無理だけど)「あ、ここだったら行けるな」って思って。
そこに行ったらその土地ならではのお酒を楽しめる、し、造り手の人たちともお話しできる。(←先週もお話しした通り、パスポートも通訳もいらない)「これはメッチャおもしろいやん!」って思ったところからのスタートですね。

辰巳:”タンブランチルドレン”みたいな?笑。

太田:そ〜ぅですね、そう言っときましょうか。僕の酒の師匠がおりまして。同郷で、陶芸クラブの理事長をされてる方が(現在は引退されています)、「オマエの仕事はお客さんとコミュニケーションとって情報交換することだ。だからお酒と食事はすごく大切なことだ」っと、本当にいろんなお店に連れてっていただきまして。レストラン、ビストロ、居酒屋、、、その中のひとつがタンブランさんだった。

辰巳:そんないろんなお店に連れてってもらった中で、(当時は)日本ワインを置いてる店ってタンブランだけだったんじゃなかったんですか?

太田:まさしくその通りで。

辰巳:それで日本ワインにピンと来た、っていうか引っかかった?

太田:そうです。

辰巳:そこ大事。

太田:ま、地域、地方創生もそうですし「ワインっておもしろいな」。

辰巳:その頃飲んだワインで印象的だったのはやっぱりベーリーA?

太田:僕の中では北条さんのベーリーA、樽効かせたベーリーAは忘れられないですね。あとはダイヤモンド酒造さん。・・・懐かしいですね。

辰巳:そうやって日本ワインを飲み始めたけれど、そのとき自分ではまさか(日本)ワインを造ろうとは?

太田:それはだいぶ後になってからですねぇ。

辰巳:それまでいろんなワイナリーを訪問したんですか?

太田:(当時の)仕事的にも 、海外よりは国内の方を周ってましたから、いろんなワイナリーにお伺いして地元の食事とペアリングしたり、ワイン買って帰ったりしてました。

辰巳:いろんなところ?

太田:北海道はあまり回れてなかったんですけど(地元)中国地方はもちろん、山形、山梨、、、

辰巳:どこのワイナリー、あるいはどんな人にインスピレーション受けた?

太田:勝沼醸造さんお伺いしたり、

辰巳:有賀さん、あの人もすごい個性ありますからね、情熱家!

太田:ただの旅行者として伺ったので、覚えてらっしゃらないかもしれないですけど。あとは、安心院(ワイナリー)さん、地元も行っとかなきゃということで笑、三次(ワイナリー)さん。情熱的な大田さんにはいつも可愛がっていただいてまして。

辰巳:点のあるなしだけど同じ’オオタ’(太田と大田)ですもんね。ハイディ(ワイナリー)の高作(正樹)さんとは?。

太田:2018年に三原の農家さんからブドウお預かりしてトラックで能登まで行って醸造したんです。

辰巳:10時間ぐらいかかるんじゃ?

太田:いやぁもう遠かったですねぇぇぇ。2トントラックが揺れるんですよ風で。も、怖くて怖くて笑笑。

辰巳:*ハイディももう10年ぐらい?
(*Heidee Winery:https://heidee-winery.jp

太田:そうですね。ん、もうちょっとかも。(←2011年〜)

辰巳:そういうワイナリーやり出す友達もいて「じゃ、自分も」っていう気になってきた?

太田:そうですね、だんだんと。

辰巳:ではちょっとここでリクエスト曲を。今日は何にしましょう?

太田:エルトンジョンの「サタデーナイトオールライトファイティング」(←長っ)というちょっと激し目の曲を。

辰巳:ぇっと、曲名繰り返しませんがどうぞ爆。


Elton John 「Saturday Night’s Alright Fighting」(1973年)
https://www.youtube.com/watch?v=l5o-2pdl_j4

辰巳:エルトンジョンの「土曜の夜は僕の生きがい」っという邦題の曲でございました。最初から邦題で言ってよ〜。(←邦題ダサ・・・🤫)

太田:失礼しました笑。

辰巳:広島県三原市「瀬戸内醸造所」の太田祐也さんをお迎えしておりますが。そういえば背ぇ高いですよね?

太田:183cm、「電球換え係」です爆。

辰巳:まだ若いし。これからの”日本ワインの新しいプレイヤー”誕生ですよね。最初に会ったのは5年ぐらい前に広島でやったワイン会に来てくれた時かな?

太田:そうですそうです、そのあと長野のツアーに参加させていただいて。

辰巳:そうそう。その時(太田さんを紹介するにあたって)”地方創生”とはいうものの、”ワイン造り”に関してはどう紹介しようと・・・。なんかもうちょっとおっきなきっかけなかったんすか?

太田:そうなんです!「ワイナリー(設立)」に関しては5〜6年前に思いついたんす。その前にある自治体さんの観光プランを作るってときにインバウンドの旅行者、国内の旅行者共に「地域の食を楽しむ」っていうのが1位だったんですね。一方で、どこの地域団体がどういう観光プラン作ったとしても”一次産業大変で”っていう話になってきてしまって、、、。「これおかしいな」って思った。みんながそれ求めてるのに”それがない”。こっちの農家さんたちが困ってるのにそれがない。

じゃ、困ってる農家さんたちにどうしよう?で悶々としてたんです。5〜6年前のその頃、友人たちとしまなみ海道を自転車で回ってる時に『降りてきた』笑。「この島一つ一つにお酒があって、郷土の食材と郷土のお酒とペアリングできればメチャクチャ面白いんじゃないか」と。

辰巳:大三島の「*みんなのワイナリー」はできてた?
(*みんなのワイナリー:http://www.ohmishimawine.com

太田:はい、川田(佑輔)くんの。岡山のDMOの設立に関わらせていただきまして、

辰巳:*DMOって?
(*DMO参考サイト:https://www.mlit.go.jp/kankocho/page04_000048.html

太田:観光協会の一つ上のステージ?観光協会さんってどっちかというと公益重視なんですけど、DMOさんは自分たちで商売もできる、という概念。

辰巳:そこで「ワイン」は思いつかなかった?

太田:そうなんですよね。一応「ブドウありますか?りんごありますか?」は聞いたんですけど。今後取り組んでいきたいと思います。

辰巳:地元三原でもやっていて、他のエリアでも活動してるということですね。

太田:おっしゃるとおりです。

辰巳:来週あと1回、まとめの話を伺いたいと思います。7月のお客様は「瀬戸内醸造株式会社」代表の太田祐也さんでした!

全員:ありがとうございました!!!

お断り:番組の収録日、OA日、この原稿の掲載には時差があります。また、この番組はお招きしたゲストのワイナリーのワインと、収録会場の「Villas des Marriages 多摩南大沢」の井村貢シェフが作るお料理のマリアージュをみなさまにもお越しいただき楽しんでいただくのがコンセプトの一つですが、現時点でお店でお楽しみ頂けるワインとお料理のマリアージュの詳細については直接お店にお問い合わせください。)


瀬戸内醸造所株式会社
https://setouchijozojo.jp

News Data

ヴィラ・デ・マリアージュpresents 「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」

2023年7月20日放送回

ワイナリー

瀬戸内醸造所株式会社
https://setouchijozojo.jp

収録会場

ヴィラ・デ・マリアージュ多摩
https://villasdesmariages.com/tama/

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