2020年7月から始まったラジオ番組『ヴィラ・デ・マリアージュpresents「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」』
10月のゲストは山梨県勝沼の白百合醸造株式会社、専務取締役の内田由美子さんです、が、最終週は勝沼から同行していたご子息の圭哉さんがマイクの前に。近い将来ワイナリーを継承する4代目は27歳独身(公称彼女なし)。母の鋭い、もとい、暖かく見守る視線を横目に辰巳芸能レポーターがまたしても突っ込みます。(全4回 4回目)
詳しい番組内容、出演者の情報はこちらから
https://775fm.com/timetable/tatsumi/
辰巳:今月は山梨県勝沼の”ロリアン”ブランドでお馴染みの白百合醸造の内田専務がゲスト、なんですがー、、、。4週目の今日はちょっとバトンタッチして、いずれ4代目を継ぐことになる息子さん、圭哉さんがマイクの前に座っていらっしゃいます。
辰巳・内田圭哉:よろしくお願いします!
(以下お名前の「圭哉」は省略、「内田」と表記します。ご了承ください。)
辰巳:前に会ったのは高校生の頃?
内田:そうですねぇ、10年ぐらい前です。
辰巳:確か*うちの娘のミニコンサートに来てくださった。
(*辰巳さんの長女、ソプラノ歌手の辰巳真理恵さん
http://www.tatsumimarie.jp)
内田:辰巳さんが(娘さんを)すごく支えていらして、仲がいいんだなぁと(記憶しています)。うちはもうケンカばかりしているので「羨ましいなぁ」と思って見てました。
辰巳:うちもケンカばっかりだよ。
内田:ぇw、ホントですか?
辰巳:まぁこういう世界にいたら表面的には仲良くしなくちゃいけないわけで爆。しょっちゅうケンカしてるよ。
今幾つですか?
内田:7月で27歳になったところです。
辰巳:1994年生まれ?戌年?
内田:そうです。
辰巳:干支一緒ですよ、二回り?ぇw、、、三回り?爆。(←はい、三回りでした)血液型は?
内田:A型です。
辰巳:ここはちょっと違うところだ(←B型です)笑。じゃぁ今日はこの4代目のお話を伺いたいと思います。まずは乾杯したいと思いますが、今日は赤ワインです。このワインはなんでしょ?
内田:マスカット・ベーリーAを樽熟成させた2019年をお持ちしました。
辰巳:ほぉ、これは昔からあるラベルですよね?ちょっと和紙っぽいというか。約3000本の限定ワインですが、これも何か賞取ってましたっけ?ジャパンワインチャレンジのブロンズか何かでしたっけ?(内田:頷)今日これを選んでくださったのはどうして?
内田:うちのマスカット・ベーリーAは樽熟成するのにちょっと変わった工夫をしているんです。通常はフレンチオーク100%、特にムルソーとかそのあたりのブルゴーニュ樽が多いんですけど、このマスカット・ベーリーAに関しては’ベリー’の香りが出てくるので、アメリカンオークを少し加えています。その辺りが”職人技”。フランスで7年修行していた若い醸造家がブレンドを担当してるんです。
辰巳:なんていう方?
内田:石川資(タスク)といって、彼がものすごいブレンドの技術を持ってまして。その彼と一緒に造ったものなのでぜひ飲んでいただければ!
辰巳:ではいただきましょう。
全員:カンパ~イ🎶
L’ORIENT マスカット・ベーリーA 樽熟成 2019
辰巳:んーーー、なるほど。よくできてますね、誰が飲んでも”ケチをつけにくい”。好き嫌いが激しいワインじゃなしに楽に及第点を取るような優等生的なワインな感じがします。いい意味でも悪い意味でも。
今回も「Villas des Marriages 多摩南大沢」の井村貢シェフにも同席していただいております。シェフ、このワインいかがですか?
井村:グラスに顔近づけると香りがフワァっときて、甘み、渋み、酸味のバランスがすごくとれてると思いました。
辰巳:では井村シェフにこのワインに合わせた今日のお料理をご紹介いただきましょう。
井村:牛肉のパイ包み焼きのブラックベリーソースです。マスカット・ベーリーAの香りをより引き立てられたらなぁとイメージしてみました。
牛肉のショーソン ブラックベリーのソース
辰巳:牛は頬肉?
井村:これはバラ肉を煮込んでほぐしてからパイで包んであります。
辰巳:ではいただきます!
ベリーのソースももちろん合いますが、このパイのクリスピーな感じと結構マッチしてるのが面白い。そういう狙い?
井村:そうです。香ばしい香りをこのワインには合わせたいなぁと思ったので。
辰巳:なるほどー。
では圭哉くん、っと呼んでいい?それとも4代目と呼ぶ?
内田:どちらでも笑、4代目を語らしてもらうこともあります。一人っ子なんで4代目にならざるを得ないというか、うまく洗脳されたというか笑。
辰巳:じゃぁ圭哉くん。圭哉くんはしばらく修行に出されてたというか、フランスで(ワインを)勉強されてた?(内田:頷)それでコロナ禍で(現地に)いられなくなって帰ってきたという。どれぐらいの期間いたんですか?
内田:2年半ぐらいですかね。
辰巳:フランス語もペラペラだ?
内田:日常会話は一通りできたんですけど、帰国して父に「フランスで彼女できなかった」って言ったら「オマエまだまだフランス語できないな」って言われました笑笑。
辰巳:なんか社長が昔フランスに彼女いたみたいな話ですけど?
内田:母曰く、結婚した後フランスから女の人が遊びに来てとても仲よさそうで「どういう関係?」って聞いたらしいです爆。
辰巳:そこもうちょっと掘ってみましょうか爆。横にお母様も座ってらっしゃいますので。
辰巳レポーター:「どうだったんですかぁ、可愛い女の子が来てたんですかぁ?」
内田夫人:「なんかー、フランスの女性は自己主張が強くてー、なかなか(アプローチは)うまくいかなかったー。とは主人からは聞いておりますが、本当のところはわかりません」笑笑。
辰巳:で、圭哉くんは向こうでそれなりにガールフレンドとかいたんですか?
内田:父の言う通り(フランス女性は)強い方が多いので、日本の「大和撫子」っていうのは素晴らしいなーと改めて感じましたね笑笑。
辰巳:ぇw、そんな優等生的答え?爆。これからロリアン(ブランド)を背負っていく立場、これからどうみなさんの注目を集めるか?4代目当主として大事になってくるんでその辺(女性関係?)も勉強してください笑笑。
内田:ぜひ教えてください笑笑。
辰巳:ちなみに今彼女は?
内田:今いないですねぇ(←ちょっとキョドッてますが)
辰巳:いいんですよ、言ったって。本当にいないのか、複数いるから言えないのか爆?
内田:いたりいなかったり爆(←うまくかわされ真相は闇の中へ)。
辰巳:コロナ禍で日本に帰って来て1年ぐらい?
内田:ですね、9月で丸1年。
辰巳:もっと居たかった?
内田:ずっとブルゴーニュにいたんですけど、その後ボルドー大学の大学院に入学が決まってたんです。そこで帰って来ざるを得なかったっていうのは、、、。もうちょっと居たかったなぁってのはありますね。
辰巳:それはフランス側から「もう今はちょっと授業ができないから帰りなさい」って言われたの?それとも親がムリやり帰ってこいと?
内田:あのー、父と母からのラブコールが毎晩のようにありましてー笑笑。
由美子専務:そうですねぇ、なんかね、授業もリモートだっていうんですよ。畑出たりとか実務体験ができないんじゃちょっとつまんないんじゃないかなぁと。
内田:僕が帰国した後に現地の同僚がコロナに感染して、味覚が(1年経った)今も戻らないっていう話を聞いているので、そういう意味でもいいタイミングで戻ってこれたのかなぁとは思ってます。
辰巳:休学してまた戻ろうとか、そういう選択はなかったんですか?
内田:教授からは「いつでも戻ってきていいよ」っていう言葉はもらっているので、落ち着いて戻れればなぁ。
辰巳;戻ってもっと勉強したいと思ってる?
内田:そうですね、現地ではワイン文化が根付いているので。日本人がお茶を飲むようにワインを飲むんですよねー。僕も働きながら、ワインを朝昼晩と飲まされて笑。渡仏前はグラス1杯しか飲めなかったのに今ボトル1本飲めるようになりましたから笑笑。
辰巳:”何事も修行”、鍛えると違うんでしょうねぇ。それこそ今から彼女見つけて「結婚して一緒にフランス行きましょう♡」なんてね、メルシャンの安蔵さんみたいに笑笑。
内田:それもできたらいいなと思いますね笑笑。
辰巳:どうせ継ぐんだから、しばらく親元から離れて暮らしたほうがいいよ。
内田:ですね爆。
由美子専務:実際彼の夢なんです。「今度(フランスに)行くときにはお嫁さんと一緒に、だから早く結婚したい!」と爆。でも相手がいないというのがちょっと・・・笑。
辰巳:この番組何喋ってもいいんで、じゃぁどんなタイプが好き?
内田:まぁ一緒にワイン飲めたらいいですよね、ワインが好きな人。飲み過ぎも良くないですけど。
辰巳:そんな人が嫁に来られたら、自分とこの蔵のワイン全部飲まれて売るものなくなっちゃう爆。
年齢層は?上はいくつまで下はいくつまで?、はいっどうぞ。
内田:上も下もどこまででも爆。
辰巳:それはダメでしょ。今時の10代も?あるいはもっと下ももうちょっと待てばとか?・・・笑。
内田:あとは母がどう感じるかが大きいです爆。(←隣でビッグママが目を光らせてます)けっこうチャチャが入ってくるんですよねー笑笑。
辰巳:年上は?
内田:大丈夫です、10でも20でも。
辰巳:ね、フランスの大統領も20ぐらい年上ですからねぇ。どうですか、お母さん?
由美子専務:(彼は)気持ちが合えば歳は関係ないって言ってるんで、それでいいのかなぁとは思ってるんですけど。ただ”挨拶”と”笑顔”がある人がいいってのが私の条件なんです。
内田:今まで”華がない”ということで一人ダメでして、もう一人は”挨拶ができない”ということで(ダメ)爆。
辰巳:これまでに2人潰されたわけね爆。
内田:そうなんですよ、けっこう審査が厳しい笑笑。
辰巳:だってねぇ、老舗ワイナリーの一人っ子だから。
内田:なかなか難しい・・・。(←ぁーぁ、なんかしぼんでっちゃいました)
辰巳:えーラジオをお聴きの皆さん、ワイナリーに嫁入りしたいという人がいらっしゃいましたら、なかなかいい青年ですのでお考えください笑笑。
辰巳:ではリクエスト曲いきましょう。今日は何にしましょうか?
内田:小澤征爾さん指揮、、、
辰巳:小澤征爾!?
内田:昔からクラシック音楽が大好きで、小澤征爾さんも好きで、彼が指揮のコンサートも何回か行かせてもらいました。その中でもマーカスさん(Marcus Roberts)という人と一緒に演った「ラプソディ・イン・ブルー」がすごくよくて。
辰巳:*松本まで行ったの?
(*参考サイト:セイジ・オザワ 松本フェスティバル
https://ja.wikipedia.org/wiki/セイジ・オザワ_松本フェスティバル)
内田:で、そのとき母が「17時(←こちらが正時)」と「(午後)7時」を間違えて慌てて車飛ばして間に合ったのがこの曲、すごく心に残った曲なので笑笑、こちらをリクエストします。
辰巳:(開演時間)間違えて出発して途中で気がついて車飛ばした?
内田:そうなんです。到着してギリギリ滑り込んだ時の曲がこれだった。でもとても感動しました。
辰巳:ではどうぞ。
Rhapsody in Blue(小澤征爾指揮)
https://www.youtube.com/watch?v=F6A0hsApSYU
辰巳:音楽がすごいお好きなんですって?
内田:そうなんです、小さいころからピアノと歌をやってまして。実は(彼史上)最後のピアノの発表会で弾いたのもこのラプソディ・イン・ブルーだったんです。
辰巳:ぇw、これ弾けるんすか!?今また点数グッと上がってきた爆。だんだん圭哉くんの履歴書作りみたいな番組になってきましたけど笑。で歌も?
内田:そうですね、ボーイソプラノでやってたんですけど声変わりしちゃって・・・。当時はホセ・カレーラスさんのバックコーラスで少し歌わせてもらったり。
辰巳:世界3大テノールの一人と共演しているという?これはすごいことですねぇ。歌って踊れる、ぁ、踊れないか笑、歌って弾けるワイナリー当主なんていいかもしれませんね。
内田:「ピアノの弾けるワイン屋さんになりたい」っていうのが小さい頃の夢でした。
辰巳:ほらもぅ笑。ちょっと今度は(ワイナリー内に?)コンサートホールも創ってもらって、うちの娘も歌いにいかせてください。
内田:(ワインの)熟成にも歌声っていいっていいますからね。
辰巳:そうですよぉ(←けっこう本気)。ココ・ファームは昔から古澤巌のヴァイオリンを聴かせて熟成させてるし。
ぁ、あのお母さん、じゃない、専務。彼のいいところ、親バカでいいんでアピール笑。
由美子専務:性格がね、優しいんですよ。私が忙しかったもんだから祖父と祖母と一緒に住んでたせいもあって、お年寄りにも優しいですね。だからこの子(圭哉さん)をいいって言ってくれるのはおじいちゃんおばあちゃんなんです笑。
内田:同世代のウケがあんま良くないんです笑。けっこう母父の影響が大きくて、さだまさしの曲とかを延々聴かされてて。それを同世代とカラオケに行って歌うと’ちょっと’ってなる笑笑。
辰巳:ま、わからなくはないけど笑。でもそういうのを歌える若者ってまたいいと思うけど、ねぇシェフ?
井村:(困惑~)
辰巳:もっといろいろお話を聞きたかったんですけど時間が迫ってまいりました。今月は白百合醸造さんの内田由美子専務が3回、圭哉くんが最終回という形でお送りしました。
誰が、どのワイン女子が圭哉くんの元に現れるか?、射止めるか?これから全日本のワインファンが注目すると思います。しっかりと考えて、一緒にボルドーに連れてってくださることを願ってます笑笑!
内田:よろしくお願いします!笑笑。
辰巳:逐一報告してくださいね笑。
今後の活躍を期待してます!
全員:ありがとうございました!
(お断り:番組の収録日、OA日、この原稿の掲載には時差があります。また、この番組はお招きしたゲストのワイナリーのワインと、収録会場の「Villas des Marriages 多摩南大沢」の井村貢シェフが作るお料理のマリアージュをみなさまにもお越しいただき楽しんでいただくのがコンセプトの一つです。現時点でお店でお楽しみ頂けるワインとお料理のマリアージュの詳細については直接お店にお問い合わせください。)
News Data
- ヴィラ・デ・マリアージュpresents 「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」
2021年10月28日放送回
- ワイナリー
白百合醸造株式会社
https://shirayuriwine.com- 収録会場
ヴィラ・デ・マリアージュ多摩
https://villasdesmariages.com/tama/