ヴィラ・デ・マリアージュpresents 「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」 2020年9月10日OA

7月から新たに始まったラジオ番組『ヴィラ・デ・マリアージュpresents「辰巳琢郎の日本ワインDE乾杯!」』9月のゲストは新潟県の「岩の原葡萄園」代表取締役社長の神田和明さんです。学生時代に聴いた懐かしのディスコソング、地元のワイナリーと今も続くコミュニケーションなど、生まれ故郷の北海道を語ります。(全4回 2回目)
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ヴィラ・デ・マリアージュpresents 「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」

辰巳:はいっ、9月のお客様は、新潟県の「岩の原葡萄園」の代表取締役社長、神田和明さんです!

辰巳・神田:よろしくお願いします!

辰巳:そして、いつものように、この「ヴィラ・デ・マリアージュ多摩南大沢」の社長で元吉本興業の芸人、田鍋真巳さん(以下ベーやん)。だんだんこのラジオの収録にも慣れてきて、オレが休んだら代わりにやってもらおっかな笑笑。そしてお料理を作ってくださるのはこちらの井村貢シェフです!

全員:よろしくお願いします!

辰巳:こちらのレストランで、(9月は)この岩の原のワインとお料理をペアリングで楽しめるという。素晴らしい番組でしょ笑。

ベーやん:それ辰巳さん考えたんでしょ?

辰巳:ちょっとした思いつきで、まさか実現すると思わずに実現しちゃった笑。いやぁ楽しいですよ、実にー。毎月ここに飲みに、食べに来るってのはね・・・。

ベーやん:だって気になるでしょ、自分が紹介したワインが売れてるかどうか?確認しに来なきゃ。

辰巳:笑。いやぁ、ちゃんと売ってくださいよー。こういう形で日本ワインを提供する店は、都内でもあんまりないんじゃない?番組連動型でやってうまくいけば、番組自体も長く続くと思うし、もっともっと楽しいことが・・・。おいおいイヴェントもしようと思ってるんです。セミナーとかね、近い将来。
はい、そして神田社長。先週からの続きですけど、元々サントリーのー、なんと言いますか”スーパー社員”と言いますか、前職は札幌の北海道支社長を勤め上げられまして、今度は新潟にやって来られた。歴史ある「岩の原葡萄園」の社長になられたという。そして今年還暦、もうすぐ誕生日(9月15日です)。どうですか、心境は?

神田:んーいやぁ、もうそんな歳になっちゃったのかなって。まだね、倍ぐらい生きたいんですけど無理ですよね。

辰巳:ま、ギリギリいけるかな。”人間は120歳まで生きられる”と言われてますから。お誕生日には少し早いですけど(OAは9月10日、お誕生日は15日でした)乾杯しましょう!

全員:カンパ~イ!!!


岩の原葡萄園 ローズ・シオター 2019

辰巳:んんっ!?このワイン僕初めてかも。すごくアロマティックな甘い香り♡。辛口の白ワインなんですけど、すんごいいい香りしますよね?

神田:リンゴとかパイナップルのような果実の香りが自然に出てくる。

辰巳:花の香り、桃の香り、その香り自体もしっかりしてますよね。

神田:ここ数年で(ワインの)性格を少し変えたもんですから。それでかなり特徴が開いてきた。
これも川上善兵衛が交配した品種の”ロース・シオター”。とても果皮が薄いんですよね。はっきり言って病気に弱いんでー、雨が続くと水分吸って割れちゃって病気になる。ヒジョーーに栽培収量が少ない品種なんです。

辰巳:今ほとんど日本で作られてない、でも川上善兵衛さんが1万種類以上交配やった中で、生き残った20何種類ぐらいのうちの1つなんですよね?この作りづらい品種を残したってのは、香りだとか味わいだとかのせいですかねー?

神田:ほんとは糖度をもっと上げられるんですけど、上がるの待ってると病気になる可能性があるので、ちょっと早めに収穫しなくては。去年もちょっと雨が多くなってきたときに社員総出で一気に採っちゃいました。本来の果実味豊かな仕上げにするには若干早かったんですが。

辰巳:これでもかなり果実味豊かですよ。これより糖度上がるんすか?

神田:上がります、20度(単位:ブリックス)いきますね。でもどうしてもその手前で採っちゃう。去年はみんな(従業員)のおかげでなんとか一気に収穫できたんですけど。今年は7月ちょっと雨が多くて天気の日が2日ぐらいしかなかったので、実質的には収量2~3割は落ちますね。

辰巳:それは身割れじゃなしにベト(病)とかの病気の方で?

神田:そうです、もう手に負えなくなっちゃうんで。

辰巳:そうなんですってね、今年は。
どうですかシェフ?

井村:すごく旨味があります。そしてこの香りのインパクトがすごく強い。。。

辰巳:いやぁ、それこそ南仏のヴィオニエとか、そういうふくよかな香りがあるんですけど、、、これは酵母ですか?低温発酵?

神田:基本的には樽材、ウッドチップをタンクの中に入れて。ローズシオター自体に特徴がないってことで、少し”木”の香りをこの2年ぐらい使ってます。

辰巳:でもそんなに木の香りはしないですね。

神田:かなり特徴的な香りになりつつあるかなと。今までどっちかっていうとさっぱりしてて、”日本酒に近い白ワイン”だと言われてました。

辰巳:ま、それはそれでね、スッキリとした味わいで。先週のスパークリングワイン(品種は同じくロース・シオターでした)も樽は使ってないでしょ?そういうスッキリ系もいいし、、、、化けますねー。
ちなみにこちらはおいくらで?

神田:税抜き3000円、ですね。

辰巳:ほぉ、これはそれなりに(価格的に)頑張ってる方ですか?

神田:そうですね笑。そんなに多く売れるものではないので。

辰巳:生産量は?

神田:約200ケースですから2400本ぐらい。それぐらい造らないとなかなか効率が上がらないので。

辰巳:確かに、そりゃそうですよね。
井村シェフ、今日のお料理は何をご用意してくださいましたか?

井村:はい、今日はこのローズシオターに合わせて、エビと7種類のお野菜を使った、”タイ風マリネ”。香りが豊かなワインなので、料理も香りを豊かにしてみました。タイを感じる香りです。


エビと7種類の野菜のタイ風マリネ

辰巳:タイって魚の鯛じゃなしに?

井村:国のタイです。

辰巳:一応ボケてみました笑。

井村:(香りづけに)レモングラスとかナンプラーとか入ってます。

辰巳:ブロッコリー、カリフラワー、トマト、インゲン、大根、、、。いただきまーす!ぁ、ホントだ、タイランド!
どうですか、しゃちょー(ベーやんの方です)?

ベーやん:酸味がけっこう効いてますね。

辰巳:この酸味はどこから?

井村:これは白ワインビネガーを使ってます。ちょっと優しい酸味にして、ワインが引き立つように。。。

神田:合いますね。

ベーやん:(ワインが)喉のあたりでツンときた酸味を和らげる、、、いいです。

辰巳:ねぇ、それで野菜もたっぷり食べられる。

井村:今の季節にぴったりの。

辰巳:毎回ヤリますね。この対応力というか関西人というか笑(?)
このレストランこれから大変です、売れに売れてメニュー表がだんだん分厚くなってくる。

ベーやん:だんだんそうなってます笑。

辰巳:ラジオをお聴きの皆さんも是非お越しください!

神田:緑に囲まれて素晴らしいところですねー。

辰巳:でしょー?こういうところで、これから岩の原のワインもお楽しみいただければと思います。
さ、ちょっとここでリクエスト曲を。まだ(神田社長出身の)北海道の話ぜんぜんしてないんですけど笑。今日はなんでしょう?

神田:今日はちょっと洋物で。シェリル・リンの「Got To Be Real」これも食品の宣伝で使われてる歌なんですけど、大好きなんです!

辰巳:(みんなに)知ってますか?(神田さんに)聴いたらわかりますか?

神田:わかります。昔のディスコの時代の・・・。

辰巳:学生時代?80年代頭ぐらいの?

神田:そうですそうです。

辰巳:ではどうぞ!

https://www.youtube.com/watch?v=fI569nw0YUQ

辰巳:聴いたことありましたねー。ディスコにはたまには行ってましたけど、あんまり「これがなんの曲」だとか細かく覚えてない。んま、こういう時代があったんですね。

神田:勉強ばっかしてましたんで、たまにはブレイクしないと笑。


辰巳:笑。えー北海道の小樽出身?小樽っていうとね、なんとなく海の町っていうイメージなんですけど神田社長としてはどんなイメージ?

神田:特徴は港と山がすごく近い、スキーも盛ん。山からジャンプすると海へダイブするような、そんな地形なんです。昔は札幌より人口が多くて、ニシンが獲れて、、、。やっぱり貿易の中心は小樽だったんですよ。

辰巳:あーー、そうか。ニシン御殿なんかもありますしね。

神田:年間800万人ぐらいの観光客が来るんですけど、残念ながら泊まらないんです。札幌に泊まってそこから(電車で)40分ぐらいで行けちゃいますから。

辰巳:小樽はね、近くに余市という今は(サントリーとは)ライバルのニッカのウィスキー工場なんかありましたしね。そして今日は日本ワインの一大産地、”ワインの聖地”としてどんどん発達してますね。そして小樽の街中にもワイナリーできたんですよね?「OSA WINERY」、そして丘の上には「北海道ワイン」の醸造所がありますよね。

神田:「*OSA WINERY」よくご存知ですね。あの二人(長ご夫婦)は実はサントリーにいたんですよ。旦那は九州のサントリーワインインターナショナルにいて、奥さんは北海道出身なんです。私が2015年に北海道支社長に就いた時にその奥さんと一緒に働いてました。ただ、私が来て半年で辞めたんです。
*OSA WINERY
https://osawinery.com

辰巳:セクハラとかそういうわけではないですよね笑?

神田:笑。そう言われると思ってましたが、そういうわけではないです。

辰巳:一応ね笑。

ベーやん:それなんの”一応”なんですか!?(関西人のお約束事です)

神田:実はうちのとしごの姉が余市で農園やってるんです。「長谷部農園」っていって「*オチガビワイナリー」のすぐ近く。で、落さんが(新潟から)余市に来る(移住)時に、姉の旦那が農園一家だったもんですから、いろいろと。だから余市行けば落さんとよく会いますよ。
*オチガビワイナリー
https://www.occigabi.net

辰巳:落さんは元々新潟の「カーブドッチ」というワイナリー作って、それから余市に行ったんですよね。(落さんは)元気ですかー?

神田:元気ですよー。

辰巳:いろんなワイン造りの個性的な人がいるんで、だいぶビールとかウィスキーとか違う世界でしょ?

神田:ですね。何がいちばん違うかっていうと、ビールとかウィスキーって極端にいうと原料に左右されないんですよ。ビールやウィスキーの原料の麦芽の収穫がどうのってないでしょ?(穀物だから年がら年中醸造できます)。でもワインは1年に1回、しかも水入れてない。”ブドウ=ワイン”、天候がすべてなんです、技術もありますが。
ま、それ考えた時にうちの副会長の鳥居は”お酒の王様”だと。

辰巳:鳥居信吾さんが?

神田:うちの創業はワインからですからね。そのおかげでウィスキー事業にいってますから。そういう意味でも、この初めてのワインビジネスは非常にいい仕事させてもらったなぁと思います。

辰巳:原料を全部国産にするってのはなかなか大変なんですよねー。国産ビールも国産ウィスキーも実は(原料の)ほとんどが輸入物に頼らざるを得ないってところがあって。ワインはそうじゃないけれど、まだまだ日本の中で作られているブドウで日本国内で造られているワインって少なくて。伸びてほしいですね、まだ(国内シェア)5%とかそれぐらいしかないんですよね。

神田:ウィスキーも昔は国産だけだったんですけどね(輸入物が入る前)。2014年に(NHK朝の連続テレビ小説)「マッサン」が放送されて「山崎」のシングルカスクが再びフューチャーされましたからね。私はあと5年ぐらい以内にそうとう日本ワインがブレイクするんじゃないかなー、って思ってるんです。

辰巳:さらに投資をして畑も増やさなくちゃいけないんじゃないですか?

神田:実は畑増やしてるんです。岩の原葡萄園は荒廃地にもブドウ植えててもう土地がないんですよ、我々の目の前は全部田んぼで。今その水田を平らにしてポット栽培を。これを自動化させて、水や農薬撒いたりしてるんです。やっと30Rまできましたね。畑は今6haあるんですけど10年後には倍の12haにしようと思ってます。

辰巳:あ、今回もあっという間に時間が来てしまいました。今月のお客様は新潟県「岩の原葡萄園」の神田和明社長でした!続きは来週です!

全員:ありがとうございました!

(お断り:番組のOAとこの原稿の掲載には時差があります。現在提供されているワインとお料理はお店にお問い合わせください。)

News Data

ヴィラ・デ・マリアージュpresents 「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」 2020年7月16日OA

2020年9月10日放送分

ワイナリー

岩の原葡萄園
https://www.iwanohara.sgn.ne.jp

収録会場

★ヴィラ・デ・マリアージュ多摩
https://villasdesmariages.com/tama/

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