ヴィラ・デ・マリアージュpresents 「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」 2020年8月6日OA

この7月から新たに始まったラジオ番組『ヴィラ・デ・マリアージュpresents「辰巳琢郎の日本ワインDE乾杯!」』8月のゲストはワインアンドワインカルチャー(株)代表の田辺由美さん。ワインスクールやサクラアワードなどを主宰するなど、日本のワイン界を代表する田辺さんのソウルは北海道の十勝にあり!?第1回は田辺さんのルーツを探りながら、日本で最初に製品化を成功させた「瓶内2次発酵」のエピソードをお送りします!(全4回 1回目)
詳しい番組内容、出演者の情報はこちらから

ヴィラ・デ・マリアージュpresents 「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」

辰巳:皆さんこんばんわ、辰巳琢郎です!新番組になって2ヶ月目。8月です。長い長い梅雨が明けまして、ようやく夏になりました。夏といえば、涼しい北海道にでも行きたいなぁ、、、。北海道といえば!ということで、今月は北海道の老舗ワイナリー「十勝ワイナリー」を特集したいと思います。
では、お客様をご紹介しまーす。田辺由美先生です!

辰巳・田辺:よろしくお願いいたします!

辰巳:なぜ田辺由美さんをお招きしたかと申しますと。元々十勝出身。

田辺:そうです、池田町で生まれ育って高校出るまで。今も実家もありますし、身も心も東京の人間ではなく、池田町の、「十勝ワイン」の人間なんです。

辰巳:池田町と言いますのは北海道道東の、帯広から30~40分?

田辺:そうですね、25kmぐらい。そこから東に行ったとこにあります。

辰巳:その寒いところでワインを造ろうというね、もう無謀な取り組みを始めた町長がいらっしゃいましてね。その町長のお名前は?

田辺:円谷金保(まるたにかねやす)と言いまして、ワタクシの父でございます笑笑。

辰巳:確かお亡くなりになっれたの最近?100歳ぐらいでしたっけ?

田辺:そうですね、でももう5年6年ぐらいになります。6月の末だったんですけれど、95になる10日ほど前になくなりました。もう大往生で。いつもワインを飲んでましたからね、最後まで何も(病気一つ)なく、、、。

辰巳:”ワインは健康にいい”、の生き証人みたいなね。僕も何度かお会いしましたけど、いっつもツヤツヤお元気で。お亡くなりになったってのが今でも信じられないような。

田辺:ありがとうございます笑。

辰巳:というわけで。今(コロナで)なかなか国内も行き来が大変なので、”今は”東京在住の田辺由美先生にきていただいて、十勝ワインのお話をしていただくのがいちばんいいかな、と思ってお招きしました。
ではカンパイしましょー!今日は十勝ワインのBloomです!

辰巳:んーーー!久しぶりにいただきましたけど、スキッとキリッと。北のワインですから酸味もしっかりしてますしね、瓶内2次発酵の泡が心地よい、そんな感じです。

田辺:ありがとうございます。

辰巳:これはどんなタイプのワインなんですか?

田辺:(このワインの)生い立ちから言いますと、この、シャンパーニュと同じ造り方(瓶内2次発酵)をしたのが日本で最初だったんですね。それが1978年かな。だからもう50年近く前。

辰巳:そうですよね、日本でワイン造り始めて100年ぐらい経って、ようやく瓶内2次発酵始めて成功させたワイン。

田辺:(北海道は)寒いので、ブドウに綺麗な酸が残るんですね。それがいいスパークリングが出来るということで、当時若かった醸造家たちがいろんなチャレンジをして、、、。その一つがこのBloomというスパークリングワインだったんです。

辰巳:これが成功したから山形のタケダワイナリーなんかがね、十勝ワインに指導を受けた、みたいな話もお聞きしましたけど。

田辺:そうなんです、瓶内2次発酵ってそう簡単ではないので。まずはこの瓶内2次発酵ができるボトル。これも日本では作れないので、フランスから輸入したりだとか、、、。6気圧もあるので普通の瓶だと割れてしまいますから。。。それから酵母。綺麗な酸を残したり、泡立ちを綺麗にする特別な酵母が必要になる。で、ワイナリーの人たちがシャンパーニュ地方に行って、ハンカチでそこの酵母をちょっとずつ、、、笑笑。

辰巳:ぇw、、、笑笑。くすねて?・・・

全員:爆笑

田辺:デゴルジュマン(澱抜き)の時に酵母が少し出ますよね。その時ハンカチに付けて持って帰ってきたっていう、、、。今は時効でしょうけど、そんな話もございます。

辰巳:そして、このBloomに合わせたお料理を、今日も井村シェフが作ってくださいました。今日はどんなお料理?

井村:はい、今日はBloomのキリッとした泡立ちに合わせて、タコを2種類使ったお料理を。1種類目は真ダコをボイルして、キュウリとセロリと一緒にマリネしたもの。こちらはライム風味で赤いビーツのソースと一緒に召し上がっていただきます。もう1種類は水ダコ。生でカルパッチョにして、少しコショウを効かせたマリネにしてあります。

辰巳;なかなか手の込んだことをしてますねー。これもレストランのメニューに加わるんですよね?

井村:はい、”1皿で2度美味しい”蛸セットで笑。

辰巳:こちらに社長もいらっしゃいます。同じ”タナベ”でもタナベ(漢字が違います)違いのベーやん、元吉本興業の芸人がお笑いをクビになって(違いますよー)飲食業界に入ったという。どうですか、この料理?

ベーやん:これ、うちでは”蛸セット”では出さないですけど笑、(メニューには大々的に)出していきたいと思います。

辰巳:この番組の進行中にいろいろ考えるんですよね?「これ、どう改良しようかとか、(値段)いくらで出そうか、とか」笑笑。
ん?水ダコが北海道?真ダコが明石?

田辺:いいですね、東西で、紅白で笑。

井村:そうですそうです。

辰巳:いいもの使ってますねー。今年ね、タコ豊漁なんですよ。おとといもね、神戸でタコ食べました。たくさん獲れるから少し安く入るんですよね?

井村:は、はい困笑。

田辺:へぇ、このBloomとも合いそうですね。

(みなさんでいただきます)

辰巳:ラジオで、”食べながらどう表現するか”ってね、難しいんですけどね笑。
うん、プリプリと歯ごたえのある真ダコでございます。

田辺:ソースがとてもアクセントになってて、、、なんか爽やかさ、果実風味のフレッシュな感じします。ぁ、ライムの風味なんですね?

辰巳:Bloomの中にもこういうライムの香りとかありますもん。綺麗にマッチしてますねー。

井村:ありがとうございます、”蛸セット”でございます笑。

辰巳:もう一方の水ダコのソース、この黄色はなんですか?

井村:これはニンジンのピューレです。

田辺:美味しい!このピューレだけでも。

井村:オリーブオイルを混ぜると、オレンジ色が少し黄色がかるんです。

辰巳:そしてスライスした玉ねぎ。これは淡路島のですか?

井村:そうです!

辰巳・田辺:ホントに!?笑。

田辺:同じ蛸でもね、お味が違いますよね?食感っていうか・・・。

辰巳:水ダコは大きくてね、生でも美味しいんです。真蛸はちょっとボイルした方がいいですね。

ベーやん:これ(蛸セット?)来週ぐらいからBloomと合わせてお店で出していきます。
(*この原稿とリアルタイムでのラジオのOAには時差があります。現状はお店にお問い合わせください)

辰巳:この手間も暇もかかってる瓶内2次発酵が3000円ぐらい?(田辺:頷)半額くらいの値段でシャンパーニュにも負けないような、、、。
(補足:税込2.937円でした)

田辺:これ白ですけど、ケルナーに、実は清美(キヨミ)を入れてるんです。

辰巳:えぇっ!清美っていうのは(赤ワインになる)黒ブドウ品種ですよね?

田辺:ですからシャンパーニュのピノ・ノワールやピノ・ムニエと同じように、色が出ないように絞って混ぜてるんです。
清美からの綺麗な酸味が出ていると思います。

辰巳:清美っていうのはセイベル13053(という品種名)っていうのを北海道に持ってきてクローン選抜して。こんなところによく生き残った、みたいなブドウなんですよね。

田辺:元々セイベルは、フランス人のセイベルさんが、”フランスの品種とアメリカの品種を掛け合わせて”作った品種、ハイブリッド品種なんです。寒いところに向く品種、それを池田町に導入しまして。でもそれだけじゃダメなんです。ブドウの芽を開けて、そこから種を取り出して、そこから選別してっていういう、いわゆるクローン選別ですね。それをしたのが、この清美なんです。

辰巳:この清美で今はすごくいい赤ワインを造られてるんですけど、それを”白仕込み”、皮から色を出さずにジュースにして仕込む、、。

田辺:これは寒い地方でないと出来ない、「黒ブドウから白ワインを造る」という技術ですね。

辰巳:どれぐらいの割合(セパージュ)か発表されてます?

田辺:どうなんですかね?

辰巳:このボディ感、昔とちょっと変わった気がするんですよ。以前十勝ワインを飲み始めた頃よりキリっとした締まった感じしますし、ボディ感も出てる気がするんで、清美が20~30%入ってる気がします。

田辺:かもしれませんね。口に含んだ時に広がる旨味というのはケルナーの感じがあり、そして蛸に合う酸味、これは清美からきている、、、。

辰巳:レベルがすごくアップした感・・・。

田辺:そうですね、ロットによって毎回ブドウ品種が変わるんですけど。甘めだったり、ドライだったり・・・。今回のはバランスがいいので、ブリュット(辛口)でお料理似合う、そしてこの夏にとても合うワインだと思います。

辰巳:ではこれを味わいながらちょっと音楽の方を。

(田辺由美さんのリクエスト曲)

田辺:今日はですねー、やはり池田町が生んだ大スター、、、

辰巳・ベーやん:えっ誰っ!!!

田辺:吉田美和さん!

辰巳:あーーー(冷静)。

ベーやん:えっ!?!?(興奮)

(↑温度差あり)

辰巳:吉田美和さんは’池田町(出身)?

田辺:はい、Dreams Come Trueのボーカル、誰でも知ってますよね?

(この間、”ドリームス”?”ドリームズ?”議論ありましたが正式には” ドリームズカムトゥルー”でした)

ベーやん:ま、”ドリカム”ということで笑笑。

田辺:その中から「晴れたらいいね」。十勝はね、ほんとに”十勝晴れ”っていうぐらい・・・。

辰巳:では聴いてみましょう!

https://www.youtube.com/watch?v=7Ckm1g_V3HU

辰巳:同じ池田町出身?いくつぐらい(年が)違うんですか?一回りぐらい?

田辺:そ、そうですね。生まれたのも西2条8丁目というところで。

辰巳:あれ、帯広は碁盤の目だったらしいけど池田町もそうなんですか?北海道は新しい街が多くて、やっぱり”碁盤の目になっててね。南条何丁目って所が多いんですけど。

田辺:親戚がスーパーをやってまして、

辰巳:よく通ってたんですか?

田辺:もちろん!すぐ近くだったので。

辰巳:子供の頃から吉田美和さんご存知だったんですか?

田辺:ご両親は元々知ってましたよ。(吉田美和さんは)、すごい偉い方で、ご両親のために立派なお家を建てて、それからその近くにすぐにご自分のお家を建てたんですよ。

辰巳:今度見に行こ笑。
何度も十勝ワインに行ってるんすよ。行ってるんすけど今日初めてその話を聞きましたよ。

田辺:あ。そうでしたかしらねぇ、、、。

辰巳:これ、ギョーカイ的にはあまり知られてない話?それともみんな知ってんの?

田辺:(知ってるの)、かもしれませんね。

ベーやん:(ドリカムは知っているものの)北海道出身ってのは知りませんでしたしねー。

辰巳:日本ワインファン以外の人は、「池田町」って知りませんよね?(いや、そんなことはないと思います)
でもお父様の町長さんは、これからこの町で何を目玉にしてやっていくのかを考えたんですよね?

ベーやん:それで、ワイン!

辰巳:その話はまた次回!

News Data

ヴィラ・デ・マリアージュpresents 「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」 2020年7月16日OA

2020年8月6日放送分

ワイナリー

*十勝ワイン(池田町ブドウ・ブドウ酒研究所)
https://www.tokachi-wine.com
*田辺由美
http://www.wincle.com/profile.html
*ワインアンドワインカルチャー株式会社
http://www.wincle.com/outline.html

収録会場

★ヴィラ・デ・マリアージュ多摩
https://villasdesmariages.com/tama/

「日本のワインを愛する会」入会申込

登録無料

入会申込フォーム

About Charter Member 日本のワインを愛する会・チャーターメンバー

日本のワインを愛する会は、チャーターメンバー(創立会員)諸氏による篤志によって、新しい一歩を踏み出しています。会の活動は、いわば社会的文化的活動。メンバーのみなさまは、その志に共感いただき、新しい組織をその誕生から見守り、今後ぞくぞくと展開される新たな活動を支えていただく方々なのです。日本のワインを愛する会の「チャーターメンバー」は、原則ご紹介による参画を原則としています。システム等のお問い合わせに関しては、下記より事務局までご連絡いただきますようお願いいたします。