
2025年3月のゲストは長野県東御市の「ヴィラデストファームアンドワイナリー」代表取締役社長(栽培醸造責任者)の小西超(こにしとおる)さんです。中学の時に入部した卓球部がスパルタすぎて高校時代は帰宅部に・・・。
今回はそんな小西さんの学生時代のお話。(全4回 2回目)
辰巳:3月2回目です。今月のお客様は長野県東御市の「ヴィラデストファームアンドワイナリー」代表取締役社長の小西超さんです。そしてプリオホールディングス総料理長の井村貢シェフです。
全員:よろしくお願いします!!!
辰巳:まずは乾杯しましょう。今日も白ワインです。
全員:カンパ〜イ🎶
【ヴィニュロンズリザーブ シャルドネ2023】
https://villadest.shop-pro.jp/?pid=139379201
井村:パッと飲んだ印象は、濃厚で甘味がグッとくる。果実がそのまま押し寄せてくるような・・・。
辰巳:このワインも美味しくなりましたよねぇ。
小西:ありがとうございます。このワインは「ヴィラデスト ヴィニュロンズリザーブ シャルドネ2023」です。
辰巳:シャルドネの中ではいちばん上のレンジでしたっけ?
小西:これ以外にヴィニュロンズリザーブの古木だけを使ったものがあります。
辰巳:そうかそうか、これは元々あった定番の。これは今おいくら?5000円ぐらい?
小西:税込で5500円です。
辰巳:どんどん樹齢を重ねてさらに美味しくなってるなぁって感じがします。
(このワインも)わりと早い時期に長野県の原産地呼称でテイスティングをしてるんですけど、その時の感じと違うんですよね、時間を置いて飲むと。
小西:やっぱり瓶詰めして半年ぐらい経つとだいぶ落ち着いてきますんで違うと思います。
【オマール海老のサラダ グリーンマスタードソース】
辰巳:このお料理に合わせたお料理はなんでしょうか?
井村:オマール海老と鶏肉のサラダ、です。そしてオマールの味噌を使ったソース。香草使ってるのでグリーンですけど。
濃厚なシャルドネには濃厚なソースをと。
全員:いただきま〜す!
辰巳:かなりマスタードが効いてますね。
小西:この、ハーブの効いたソースとこの白ワインがすごくピッタリで美味しいです♡
辰巳:ハーブにいくのはわかりますが、マスタードって?
井村:古木を使っているワインということで(小西さん曰く平均20年ぐらいということでした)、シャルドネいっぱいありますけど、このワインの濃厚さっていうのは、ただのビネガーだけでは足りなくて、マスタードを足した方がいいんではないかなと。
辰巳:なかなかいい取り合わせだなと思います。このワインの樽は?
小西:これは基本的には全量樽。新樽は25%。果実感を大事にしながら裏に樽がしっかりある造り。
辰巳:毎年何本ぐらい造ってるんですか?
小西:収穫量が年によって違いますので変わってきますけど、2000本代後半から4000本近く、までですかね。
辰巳:そうですか。畑もだいぶ広がりましたよね。
小西:今合計12ヘクタールです。
辰巳:へぇぇ。それ以外にも買いブドウもあったりリンゴもあったり?
小西:そうですね。でも自社畑の比率がかなり高くなっていて、今は8割以上自社畑です。
辰巳:6〜7万本?
小西:いや、そんなにはないです。3万本ぐらい。
辰巳:ぁ、そんなもんですか。もうちょっとあった気がしてた。でも最初の長野県のワイナリーを本当に引っ張ってきた自負はあるでしょ?
小西:そうですね。ワイナリーが増えましたから。2004年に始めた当時は20軒もなかったのに。
辰巳:長野県全体でね。最初は18軒だったという情報は聞いてましたけど、今や80軒超えたと!?いやぁビックリですよ。
その中でも東御地区エリア、小諸だとか上田も特区でどんどんワイナリー作ってますしね。
辰巳:前回の話、大学に入って・・・その後のことも聞きたいんですけど、まずはリクエスト曲を聴きましょう。今日は何を?
小西:エリッククラプトンのワンダフルトゥナイト。先週のビートルズのジョージハリスンの曲はエリッククラプトンがギターで参加していた。子供の頃は知らなかったんですけど大学生になったりで知識を得ると、そこにクラプトンが参加してたって頃がわかりまして。。。
そのころ大阪城ホールでジョージとクラプトンのジョイントコンサートがあって、それを見に行ったんですよ🤩。1991年でしたね。
その時のことももう忘れていたんですけど、これを機会に調べたらクラプトンがこの曲を演奏してたってことがわかって、、、。
辰巳:久しぶりに聴こうかと?
小西:はい。
辰巳:その1991年って玉村豊男さんが東御に移住してワイナリー始めた年ですよね。そこらへんもちゃんと考えてリクエストしてくれたんでしょう笑笑。ではどうぞ。
ERIC CLAPTON「Wonderful Tonight」(1977年)
https://www.youtube.com/watch?v=UprwkbzUX6g
辰巳:1977年の曲らしいですけど、、、僕がちょうど京大に入った年だ。ってことは一回り違う小西さんは89年入学?
小西:一浪したので90年。それから大学4年修士2年で6年間いました。
辰巳:ぼくは学部だけで7年間いましたから僕の方が長い笑笑。
で、曲は、ジョージにしてもクラプトンにしてもギターの名士ですが、小西さんギターやってたんですか?
小西:いや、やってないです笑笑
辰巳:僕と一回り違いですけど、我々の頃はみんなギター持ってましたよ。
小西:ま、持ってはいました笑、フォークギター。簡単なコードぐらいは弾けました。
辰巳:僕もそんなもん笑。音楽はやってない?高校のクラブ活動は?
小西:帰宅部でした。
辰巳:そのころから”帰宅部”どいう言葉、ありましたねぇ。なんでですの?
小西:えっとですね、中学時代は卓球部で(←父上の転勤でこの頃は島根県松江の学校だったそうです)、そこがすっごい厳しかったんです。小学校の頃けっこう太ってて運動があんまり得意じゃなくて、、、。
だけど「運動部入ろう」と思って”いちばんできそうな(なんとかなりそうな)”卓球部に。
辰巳:「走らんでもえぇやろ」と?笑。
小西:なのに非常に間違いで。県内でも有数の強豪校だった笑笑。
辰巳:そこで揉まれたらけっこうアレでしょ?今度は滋賀県でスターになれるんじゃ?
小西:いやいや。ただ、毎日ランニングしてたんで元肥満児が一気に痩せまして、体力もついて。結果よかったんですけど、そこがスパルタすぎて、、、。
辰巳:うさぎ跳びとか「水飲んだらアカン」とか?笑。
小西:そんな感じ。隠れて水道で水飲んだりしてたんですけど、でもそこで”部活は燃え尽きた”。
辰巳:中学で燃え尽きた?爆。
小西:なので、「高校ではもう部活やめよう」。
辰巳:で、松江の中学から高校受験で膳所高校を受けたんですか?
小西:そうです。姉が高2、私が中3の時に父親が転勤になったんですけど、父だけ一足早く滋賀に戻り、母と子供は1年松江に残りました。受験のためにわざわざ大津まで行きましたよ。
辰巳:へぇぇ、そうなんですね。で、膳所高校入って帰宅部と笑。他に好きなことなかったんですか?お酒はまだ飲んでない?
小西:笑、飲まないですね。
辰巳:我々の頃は中学の頃から普通に飲んでましたけどね。だってバブルの頃でしょう?
小西:86~87年ぐらいですかね。
辰巳:じゃぁ何をされてたんですか?勉強ばっかり?
小西:勉強はまぁそこそこはしてましたけど、その頃は、やっぱ関西なんでお笑い番組やってまして笑。
辰巳:吉本とか?
小西:はい、だいたい夕方の4時から始まるんですよ。「(吉本)新喜劇」とか「4時ですよーだ」(←井村シェフ超反応)とか笑笑。
辰巳:「4時ですよーだ」は時代が違うのでさすがに見てないんですけど、将来はお笑いの道に進もうとか?
小西:笑、思ってはないですけど、家に帰ってそれを見て勉強もまぁまぁしてたみたいな。
辰巳:元々生き物好きで、大学で生き物のこと勉強しようと?
小西:そうですね。
辰巳:高校時代はガールフレンドは?
小西:いやぁもうぜんぜん。男友達と・・・
辰巳:クラブ活動もやらずにそっちに走ったのかと笑笑。
小西:いや、残念ながら笑。
辰巳:大学入ったら勉強一筋?
小西:入ったら、、、京大なんで・・・。
辰巳:麻雀?(←ぇ、京大そうなんですか?)
小西:やろうとしたんですけどなかなかルールが覚えられなくて笑。
辰巳:んなことはないでしょ。
小西:だってだいたいがお酒飲みながらやるじゃないですか。そうすると途中でわけわかんなくなってきて、、、。
辰巳:もう大学入ると、未成年かもしれないけどお酒飲むようになってくるしね。新歓コンパもそうだしほんまにようお酒飲むようになってくる頃。
小西:特に1〜2年生は授業そんなに行かなくてもほぼほぼ大丈夫✌️(←ぇw)
辰巳:入るのはちょっと難しいけど、入ったら天国👼先生からも「やりたいことやりなさい」って言われてて授業に真面目にくる生徒は逆に馬鹿にされてましたね(←ぇw)
小西:ま、そうですね。楽勝な科目を選んでそれに登録。
辰巳:登録するだけで単位もらえるようなもんでしょ?爆。だから”その時間何をするか?”が大事で、僕はほとんど芝居やってました。
小西:なかなかそんな自慢できることしてないんですけど、ブラブラしてました爆。
辰巳:どこを?
小西:百万遍あたりとか、あとは友達の下宿とか、ですね。
辰巳:それは男友達ですね?笑。
小西:そうです、そこをブラブラ。あとはよくカードゲームやってました。「大富豪」とかを授業と授業の合間に。大学には基本毎日行ってましたから。
辰巳:クラブ活動もやらずに?
小西:やってないです。最初はギターやろうと思ってギター部に入ったんすけど、半年で辞めました笑。
辰巳:長続きしないタチなんですね笑笑。
小西:そうですね笑。
辰巳:ワインはいつぐらいに出会った?学生時代ではない?
小西:お酒はいろいろ飲んでましたけど、、、。その頃は日本酒がけっこう流行ってて、だから日本酒も飲んでましたし、でもビールが一番多かったですね。
辰巳:下宿は?さすがに(滋賀からは)通ってなかったでしょ?
小西:最初の2年間は通ってたんですけど、3年生になった時から下宿を修学院で初めて(大学へは)自転車で。
辰巳:僕は最初そのいっこ手前の一乗寺、次は元田中と茶屋の間に住んでましたけどね。
小西:修学院は自転車で15分ぐらいかかりましたけど、そこには(修士)卒業まで4年間いました。
辰巳:そろそろ(スタッフから)巻きがかかってまして・・・なんでこんなに進まへんねん!?笑。
なかなかワインの話に辿り着けない。ワイン初めて飲んだのは学生時代じゃないんですよね?
小西:飲んではいましたけど特に好きではなかったですね。あまりキレイな話じゃないんですけど、学生時代一緒に飲んでた友達が吐いてそれが赤ワインだったんです。「血を吐いた!」爆。
それがヤバい!っと思ったのは覚えてます。
辰巳:血を吐いたところで笑、今日はこの辺にしときましょう。また来週!
全員:ありがとうございました!!!
News Data
- プリオホールディングスpresents 「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」
2025年3月13日放送回
- ワイナリー
VILLA D’EST GARDENFARM AND WINERY
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