2020年7月から始まったラジオ番組『ヴィラ・デ・マリアージュpresents「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」
2023年9月のゲストは東京・御徒町の「葡蔵人(ブックロード)」の醸造責任者、須合美智子さんです。
今月は番組開始から3回目の公開収録です。当日はたくさんのお客様で盛り上がりました。さて、どんな話が飛び出すんでしょうか?お楽しみに!
(全4回 1回目)
辰巳:今日は番組始まり以来3回目、この「Villas des Marriages 多摩南大沢」におきましての公開録音です。本当は本日8月20日、放送は9月7日からです。放送日までにはもう少し涼しくなってればいいんですけどねー、今日も暑いです。そんな中、今日はたくさんのお客さんが来ていただいておりまして、飲みながら聴いていただこうと思っております。
さ、9月のゲストをご紹介いたしましょう。東京の”街中ワイナリー”、なんですよね。「ブックロード」の醸造責任者、須合(すごう)美智子さんです!
須合:よろしくお願いします!
辰巳:ワイナリーはいつから?
須合:2017年から始めたんで、今、7年?
辰巳:6年っ笑。だから今は7年目の仕込みが始まった頃ですか?
須合:そうですね。
辰巳:仕込み始まってて忙しいのにいいんですか、こんなとこに来ていただいて?笑。ま、ワイナリーの宣伝ということで。今回は4週分お付き合いください。そしてこの会場「Villas des Marriages 多摩南大沢」の井村貢シェフです。コロナ禍の中で地味に始まったこの番組ですけど笑、4年目に入った?でもね、全国、海外でも聴けますからね。
その中で、ずーーーっと(根気よく?)日本ワインを応援し続けてまして、それに合うお料理を毎回作ていただいてます。番組で紹介したワインとお料理のマリアージュを、このお店でもご提供しますのでみなさんぜひお越し下さい。ではまずは乾杯しましょう!
全員:カンパ〜イ🎶
【ソーヴィニョンブラン スパークリング 2021】
辰巳:スパークリングワインでございます。まず香りがいいです。はい、これはどんなワインでしょうか?
須合:はい、これは長野県安曇野市産のソーヴィニョン・ブランを使って造ったスパークリングワインです。
辰巳:どうですか、シェフ?
井村:すごい品のいい香り。すごく花のような柔らか〜い香りが広がるワインだと思います。
辰巳:しかも。なんかねぇ、すごいフレッシュ感!これ2021年って聞いてるんですけどね。泡はそんなに強くないんですが、なんかシュワーっとさっぱり。アルコール度数もそんなに高くないでしょ?
須合:です。11%ぐらい。
辰巳:これ、なんとねー、ケグ。ケグって一般名詞?
須合:はい、でもこれはキーケグといいます。
辰巳:会場の皆さん、”*ケグ”って知ってるかた?(←ほとんどいらっしゃらなかったようです)なに?ちっちゃいタンク?
(*ケグ:飲食店さんで「生(ビール)!」っと頼むと店員さんがサーバーからジョッキに注いでくれますよね。
そのサーバーの下にこのケグが潜んでいて、そこにビールが充填されています。ケグは、空になるとビールメーカーさんに返却するアルミ製が一般的ですが、昨今のクラフトビールブームで、海外のビールをケグで輸入する際などは、今回使われているような、返却しないですむOne Wayのキーケグがだいぶ普及しています)
須合:お醤油とかも今は(パッケージの中が)真空になってる商品もあるじゃないですか。そんな感じで、中が酸化しないような構造になっているんです。
辰巳:そのキーケグに炭酸を入れてるわけじゃないんですよね?
須合:いえ、瓶内二次発酵。
辰巳:ん?おかしいじゃないですか、瓶じゃないのに?
須合:ケグ内二次発酵笑。
辰巳:そうだったんですかー?こんなことやってるワイナリーあんまりないんじゃ?誰がそんなこと考えたんですか?
須合:あたしです(てへ)。
辰巳:須合さんってすごく地味でおとなし〜い感じなんですけど、実はおもしろい。「ラジオなんかで喋れません」なんてずっとおっしゃってましたけどなんの!
須合:がんばります!
辰巳:今日は公開録音ですので、せっかくだから会場の皆さんにも飲んでいただきながら聴いていただきましょう。
(この間、客席の皆さんにもサーブされました)
辰巳:これはお店(御徒町の店舗)でもこういう提供してるんですか?
須合:ワイナリーでは飲めます。が、サーバーから一度ボトルに入れるんです。サーバーが1階にあるので、レストランの3階まではボトルで持って行きます。
辰巳:ぁ、直接(サーバーからは)飲めないんだ?んじゃ今日は特別じゃないですか!?特別の特別ですよ。だって井村シェフね、これ繋ぐのにけっこう苦労したんでしょ?
井村:冷や汗でました💦
辰巳:何にそんなに?
井村:サーバーとケグが上手くハマらなくてですね、もう出せないかと思ってたところ・・・。(本番2日前に)須合さんが来てくださいまして、
須合:すぐ、
井村:2分で解決しました笑笑。
辰巳:そんなにすぐ解決するもんなんですか?
須合:いつも使っているコネクターを外してただ挿せばいいだけだったんですけど笑笑。
井村:そうだったんです恥笑。
辰巳:でもなかなかね、(知らないもん)外したり壊したりは怖いですもんねぇ。でも電話で訊きゃ良かったんじゃ?
須合:さんざんお話ししたんですけど、使い方がよくわからなかったみたいで笑。
井村:汗。
辰巳:ま、料理人ですからね。
井村:勉強になりましたっ!笑笑。
辰巳:っということで。今日のお料理は何でしょうか?
井村:八王子のちょっと先の日出町というところの野口さんが作ってるトマト。それのガスパチョ、ですね。赤ピーマンと、タニナカ生姜っていう・・・
辰巳:これ谷中(ヤナカ)生姜じゃない?
井村:、ですね汗。(←今日はよく汗かくシェフです笑)
辰巳:シェフ大阪出身なんで。大阪の人間にはヤナカもタニナカもわかりませんよね笑笑。
井村:じゃ、’八王子生姜’でっ爆。
辰巳:ではいただきまーす!
【日出町 野口さんのトマトのヴルーテ】
辰巳:これも(いつも通り)糖分入れてない”ブルーテ”なんですよね?ガスパチョとはどう違う?
井村:ガスパチョは材料が固定されてますんで。マストでニンニク入れなきゃいけないとか、。
辰巳:これは?トマトと赤ピーマン?
井村:あとはイチゴが入ってます。
辰巳:そうか、イチゴの甘味が入ってるんですね。どうですか、須合さん?
須合:美味しいです♡何の甘味なんだろう?っと思ったらイチゴ🍓
辰巳:ワインも優しい感じなんですごくいいかも。これは次回ぜひお店に来て(ペアリング)楽しんでいただきたいと思います。
井村:生姜とワインの香りを合わせてみたんでぜひ(生姜を)かじりながら。
辰巳:うんうん、ソーヴィニョン・ブランってこういう香りありますよね。京漬物に生姜もあってね、それにソーヴィニョン・ブラン合わせることあります。みなさん「ジンジャー✖️ソーヴィニョン・ブラン」ぜひお試しください!
辰巳:さぁ、須合さん。ワイン造りは元々志してたわけではないんでしたよね?「まさか自分がワインを?」、なんてこれっぽっちも思ってなかったんじゃなかったんじゃないですか?
須合:おっしゃる通り笑。
辰巳:「何で自分がワイン?」。会社が外食系だったんですね?
須合:そうですね、飲食店の事業。調理したものを出すのもサービスですが、「”自分たちが作ったものを出す”のもサービスじゃないか?ってことでワイン作りを始めた」ってことは聞いてます。
辰巳:その親会社はなんていう名前?
須合:K’sプロジェクト。
辰巳:他にはどんなことを展開してる会社なんですか?
須合:飲食とあとは建設事業をやってます。
辰巳:飲食はどれぐらい?
須合:今は業務委託という形で5店舗。
辰巳:せっかくだから宣伝しといたほうがいいですよー。
須合:ぁ、そうか。えーと、、、。*この続きはこちらでご覧ください。
(Ksプロジェクト:https://www.ks-project.jp/)
そしてうちのワイナリーの3階には「ブックロードレストラン」というレストランが。
辰巳:でも今飲んでるキーケグのワインは(直接)上では飲めないんでしょ?
須合:そうですね。一度ボトルに詰めてから。あとはボトルに詰めてお持ち帰りをしてもらうご案内をしています。レストランでは飲めないので、今日の方がラッキー☆
辰巳:この間ちょっとモルドヴァに行ってきましたけど、海外はビールでもワインでも’量り売り’みたいなのが普通な感じですけど、お店ではボトルは用意されてるんですか?
須合:はい、してます。
辰巳:ってことは手ぶらでお店に行って、たとえばこのスパークリングワインをボトルで買おうとするとおいくらぐらい?
須合:”月会員”になっていただくか、”今回だけのお持ち帰り”かで違うんですけど。
辰巳:今回だけーだと?
須合:2400円、か1600円。量によって違います。
辰巳:2400円は何ミリ?
須合:500ml。
辰巳:それちょっとタカない?笑(←辰巳さん今日は何故か関西弁入ってます)
須合:そうですか?
辰巳:だってフルボトルの2/3でしょ?これフルだったら3200円とか。まぁ街中ワイナリー、御徒町にあって家賃も高い!?
須合:笑笑、それがワインになってるのかぁ。(のちに聞いたら自社ビルでした笑)
須合:持ち帰りのボトルを500mlと360mlの2通りにしたのは、「ワインを美味しく最後まで飲んでいただきたい」。
(特にスパークリングは)あんまりたくさんだと「お腹いっぱいなのに飲まないと」ってなるので。
辰巳:でも「ケグから直接飲めるのはここだけ!」っというこで笑笑。
(ブックロード TAPスパークリング:https://www.bookroad.tokyo/blog/2022/07/10/134834/)
辰巳:ではここでリクエスト曲を聴きたいと思います。今日は何を?
須合:「糸」。
辰巳:中島みゆきさんの?
須合:、を(ミスチルの)桜井和寿さんが歌ってるヴァージョン。
辰巳:なんでカバーヴァージョン?
須合:中島みゆきさんのは真面目に聴かなきゃいけない感じがして笑笑。
辰巳:桜井さんのは聴き飛ばしてもいいとか?笑笑。
須合:桜井さんが好きなんです♡
辰巳:桜井さん、僕も一回だけ会うたことあって楽しい人でしたけど。今度会ったら「ブックロードに行くように」と言っときますんで。ではお聴きください。
桜井和寿(BankBand)「糸」
https://www.youtube.com/watch?v=V4GeiPRZU2Y/
辰巳:はい、これはこれでね。男性ヴォーカルは耳慣れないんで何となく新鮮。
井村:僕も中島みゆきさんのほうを聴いてます、スイマセン笑。
辰巳:ほかは誰が好きなんですか?
須合:桑田佳祐さん、今井美樹さん。当たり前ですけどみんな歌が上手い!そして声が好き♡
辰巳:そういう世代でもあるんですね。あれ、おいくつでしたっけ?
須合:52歳です。
辰巳:あーやっぱりそれぐらいの世代か。シェフも同じぐらいじゃ?
井村:そうすね、僕の1つ上。ぼく72年生まれなんで。
須合:あれ、だったら53です。
辰巳:ぇw、戌年!?もっと若いかと思ってました。
須合:じゃ、そういうことにしといてください笑。
辰巳:これカットします?(←しません)40になったぐらいかと思ってましたけど。じゃ、カットするかしないかはあとで決めましょう。(←しませんっ)
辰巳:最後にワインを造るようになったのはこの会社に入ってからだいぶ経ってから?
須合:最初はランチで入ってたパートのオバサン。その前は主婦です。
辰巳:ってことは子供さんも大きい?
須合:大きいです。
辰巳:そうでしたか。ちょっとこの話長くなりそうなので、続きはまた来週伺いましょう。
今日のお客様は東京御徒町、「ブックロード」の須合美智子さんでした。また来週!
全員:ありがとうございました!!!
お断り:番組の収録日、OA日、この原稿の掲載には時差があります。また、この番組はお招きしたゲストのワイナリーのワインと、収録会場の「Villas des Marriages 多摩南大沢」の井村貢シェフが作るお料理のマリアージュをみなさまにもお越しいただき楽しんでいただくのがコンセプトの一つですが、現時点でお店でお楽しみ頂けるワインとお料理のマリアージュの詳細については直接お店にお問い合わせください。)
葡蔵人〜Book Road〜
https://www.bookroad.tokyo/
News Data
- ヴィラ・デ・マリアージュpresents 「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」
2023年9月7日放送回
- ワイナリー
葡蔵人〜Book Road〜
https://www.bookroad.tokyo/- 収録会場
ヴィラ・デ・マリアージュ多摩
https://villasdesmariages.com/tama/