ヴィラ・デ・マリアージュpresents 「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」 2023年9月14日OA

2020年7月から始まったラジオ番組『ヴィラ・デ・マリアージュpresents「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」
2023年9月のゲストは東京・御徒町の「葡蔵人(ブックロード)」の醸造責任者、須合美智子さんです。
公開収録2回目は「醸し甲州 2022」で乾杯!街中ワイナリーにはいいところ、悩みどころが混在するようで・・・(全4回 2回目)

辰巳:はい、今日は本当は8月の20日。公開収録の2本目、放送は9月14日です。お客様は東京・御徒町「ブックロード」の須合美智子さんです。そして、この会場「Villas des Marriages 多摩南大沢」の井村貢シェフです。

全員:よろしくお願いします!!!(会場から大拍手〜👏)

辰巳:みなさん拍手上手ですね、いい感じです。シェフもイチビリというか(←大阪弁です)、大阪人なんです笑。ではさっそく乾杯しましょう!よろしくお願いしまーす!

全員:カンパ〜イ🎶

辰巳:さ、今日のワインは。なんかオレンジワインのような感じですが、どんなワインでしょう?

須合:これは山梨県勝沼で育ててもらった甲州をオレンジワインにした「醸し甲州」というワインです。

【醸し甲州 2022】
https://www.bookroad.tokyo/items/73718561/

辰巳:「グラスにタコが巻き付いてるー」みたいなラベル。ほんとに食べる人が好きな人が考えそうな。これは須合さんが?

須合:はい、私自身があまりワインに詳しくないままワイン造りを始めたので、造ってはみたものの”ワインはハードルが高い”というイメージがあったので、”もっと気楽に飲んでほしい”と思って。「これ(食材)と合わせると美味しいよ」っていうのをラベルのデザインとして提案しました。

辰巳:それをスタッフと相談しながら決めるんですねー。でも同じワインでも年によって絵も変わってくるって聞きましたけど?

須合:はい。ちなみにこのワイン、去年はイカだったんです笑。

辰巳:そのイカとタコの違いは?

須合:あれ、なんだったんだろ?ぁ、イカのラベルは、本当はタラの芽とか苦い山菜と合わせたら美味しかったんですが、タラの目をラベルにしても「ナニ?」ってなっちゃうので。じゃ、苦っぽい食材って何?っていろいろ食べたところ「イカのワタ」。でも”ワタ”だけ描いてもアレなんで爆。

辰巳:で、今回のヴァージョンは「タコの墨」ですか?爆。

須合:タコは煮ました。とっても相性が良かった。

辰巳:で、何が聞きたいかと言いますとー。これは2022年ヴィンテージですけど、その前の年とやっぱり違うもんですか?

須合:違いますねー。

辰巳:「今年はタコだ!」と?

須合:けっこう厚みがあるというか、我々的には日本酒チックな感じがしていたので、「だったら和食?」。っていうことで和食を食べながらテイスティングした結果(タコ)。

辰巳:シェフいかがですか?

井村:「醸し甲州」はいろいろ増えましたけど、これはすごいまろやかで、このラベル見てると「タコと一緒に食べると美味しんだろなー」を連想させます。

辰巳:ところが。今日はタコではなしにトウモロコシ笑笑。

井村:タコにはしませんでしたー笑。パイの上に東京軍鶏のムースを挟んであるんですけど、この醸し甲州の香りと炭で焼いたとうもろこしの香りをマッチさせたいな、で。

辰巳:上に塗って焼いてるのはお醤油?

井村:ちゃいます。これは玉ねぎから抽出したエッセンスですー。

辰巳:なるほどー。来年はこのラベルがとうもろこしになるかもしれません笑。

全員:いただきます!!!

【とうもろこしと東京しゃものタルト 濃厚な玉葱のエッセンス】

辰巳:あら、ほんと焼きとうもろこし!パイも香ばしいです。

井村:これと醸し甲州は相性がいいんじゃないかなと?

須合:美味し♡とうもろこしがより甘く感じられる。

辰巳:このレシピもパクって、もとい、ワイナリーのレストランとコラボして笑、、、いろんな形になればいいんですけど。

辰巳:もうひとつやってほしいこと。ワイナリーに行ったら「須合さんに会う」笑。先週歳聞いてシェフも私もブッタマゲタ!(←53歳、お若く見えます)

須合:いやぁ、普段そんなこと言われることないんで「どうしよ?」笑。

辰巳:先週出していただいたゲグから出すワインもそうですけど、ふらっと立ち寄って「どんなとこでワイン造ってる?」や、「食事もできる」。街中ワイナリーってそういうところがいいですよね。

辰巳:あれ、出身どこでしたっけ?

須合:岩手です。生まれたのは宮古っていう海沿いなんですけど、育ったのは盛岡とか内陸の方。

辰巳:盛岡とかって?

須合:盛岡はみなさんご存知でしょうけど、実際私が育った街は「ふぅん」っていうところ笑。

辰巳:さぁ、言ってみましょう笑。

須合:矢巾町。

辰巳:矢巾町?そこは合併とかしてなかったでしたっけ?

須合:してないです。

辰巳:盛岡の北側?南側?紫波に行く途中?

須合:紫波の隣です。

辰巳:岩手もワイナリー増えましたからねぇ、もう十数軒。

須合:そんなに!?

辰巳:岩手のブドウもいいですよ。紫波もいいし。くずまきも、エーデルワインも。その岩手のブドウは使ってないんですか?

須合:今年はちょっとお願いしようと思ってたんですけど、ブドウを運搬する自社のコンテナがどうしても足りなくて取りに行けない😭

辰巳:それぐらい買えばいいのに笑。プラスティックのアレでしょ?

須合:これは東京ならではの悩みなんですけど。そのコンテナの置き場にも困るんです。だからブドウが全部ワインになっても、これ以上コンテナ増やすのはねって。

辰巳:あれって折りたたみじゃ?

須合:なんですけど、すでに800個とかあるコンテナをシーズン初める前に農家さんに配って、早く収穫できた農家さんの空いたコンテナをまた次の農家さんに回すんで。

辰巳:へぇぇ、街中ワイナリーならではの悩みがあるんですね。あの、このお店(「Villas des Marriages 多摩南大沢」は八王子の郊外です)にもスペースありますんで爆。庭も広いですし。

井村:タンクとか置いてもらってぜんぜん大丈夫なんで笑笑。(←どこに向かおうとしてるんでしょ?笑)要相談で爆。

辰巳:では今日はちょっと早めにリクエスト曲を聴きましょう。今日は?

須合:Kuwata Bandの「BAN BAN BAN」。

辰巳:これは?

須合:さっき岩手の話が出たんですが。今は夏、田舎は田んぼとか畑ばっかりで、夏の入道雲モクモクしてたころに(この歌が)流行ってたんです。

辰巳:いつまで岩手に?

須合:18まで。

辰巳:東京に出て?

須合:就職しました。

辰巳:じゃぁ、岩手の思い出の曲?この曲聴くと入道雲?笑。

須合:思い出します笑。

辰巳:ではお聴きいただきましょう!


Kuwata Band「Ban Ban Ban」(1986年)
https://www.youtube.com/watch?v=_VbTByXfRks/

辰巳:どうすか、岩手の懐かしい風景は蘇りましたか?

須合:はい笑。

辰巳:東京に出てきて何をされてたんですか?

須合:信用金庫の職員。

辰巳:信用金庫なら岩手にもあるでしょ?

須合:そうなんですけど、当時から「一人暮らしがしたい」願望があって。でも出てきて住んだのは寮だった笑。離れて暮らすことに親はダメとは言わないですけど、「東京は遠いんじゃ?」と。だから職業さえしっかりしていればいいでしょう、って感じで。

辰巳:寮はどこにあったんですか?

須合:埼玉県蕨市。

辰巳:東京じゃなかったんですね笑。

須合:勤務先は東京🤭。

辰巳:信用金庫だからお堅い?

須合:はい、そこに5年ぐらいいました。

辰巳:で退職して。。。その頃はワインは飲んでましたか?

須合:飲んでないです。

辰巳:じゃぁワインとの出会いはいつ頃なんですか?

須合:ワインを造ろうって決めた時です爆。

辰巳:決めたのはー?ブックロードが7年目だとして、その前にどっかで勉強したんですね?

須合:はい、山梨のマルサン葡萄酒さんでお世話になりました。若尾(亮)さん。

辰巳:そこに1年ぐらい?そこがワイン造り初めて?

須合:初めてです。ブドウから(ワインが)できるのはわかってましたけど笑、「どうしたら?」がまったく。。。見るもの見るもの初めてでしたし、(ワイン・醸造)用語も初めてな感じだったんで。「醸し甲州」もマルサンさんは造っていて、それを”オレンジワイン”っていうのはしばらく経ってから知りました。

辰巳:厳密には違うんですよ。オレンジワインってほんとはね、白ブドウから造るんであって、甲州はグリ(果皮がグレー)だからそうは言わない(ってなことを田崎真也氏が言ったとか言わないとか笑)。

須合:!? 勉強になりました。

辰巳:あくまで厳密にいえばですよ、デラウェアもそうだし。ま、そんなことはおいといて。今週のワイン、「醸し甲州」はおいくらですか?

須合:3190円です。

辰巳:2900円+消費税ですね。(←瞬足勘定奉行)ブックロードさんのワインってわりとお値段均一なんですね。

須合:はい、覚えやすいように。数字に弱いんで笑。(←ぁ、売る方が覚えやすいようにってことなんですね)

辰巳:この番組でも「このワインいくらですかー?」って聞いてもすぐには答えられないゲストの方多いんですよ。3190円均一ならわかりやすいですね笑。

辰巳:”ブドウも(地方から)買ってきて、経費も高い東京でワインを造る”って、地方とは「+α」な価値観がなければと思いますが、それはどんなとこに?

須合:「すぐに来れるところ」。予定組まなくても「今から行かない?」、ですぐにリピートできて、ワイン造ってるところが見られて、人にも勧めやすいのが都市型のいいところだと思ってます。

辰巳:生産量も伸びてますか?

須合:コロナ挟んでですが、今は2万本ぐらい。最低量8000本(ミッション)の中、当初から1万2〜3千本だったのでクリアはしてます。

辰巳:コンテナ置く場所ないからこれ以上生産量増やせないとか?

須合:っていうか、これ以上やると1年中ずぅーーーっと造り続けることになるんで。

辰巳:少しはラクしたい?

須合:リフレッシュ!

辰巳:だって今ほぼ独りでやってるんでしょ?だったらもっと人増やして、なんだったらこの会場に醸造タンク移設して笑笑。そしたらもっとラクできるかも。あとは(貯蔵)冷蔵庫か笑。

井村:つこてください笑。うちの冷蔵庫めちゃくちゃデカいのありますよ。

辰巳:ここ結婚式場3つありますからね。

須合:へぇぇ、(←めっちゃ「いいこと聞いた」顔)

辰巳:今日はそろそろ時間が来てしまいましたが。この続きはまた来週!

全員:ありがとうございました!!!

お断り:番組の収録日、OA日、この原稿の掲載には時差があります。また、この番組はお招きしたゲストのワイナリーのワインと、収録会場の「Villas des Marriages 多摩南大沢」の井村貢シェフが作るお料理のマリアージュをみなさまにもお越しいただき楽しんでいただくのがコンセプトの一つですが、現時点でお店でお楽しみ頂けるワインとお料理のマリアージュの詳細については直接お店にお問い合わせください。)

葡蔵人〜Book Road〜
https://www.bookroad.tokyo/

News Data

ヴィラ・デ・マリアージュpresents 「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」

2023年9月14日放送回

ワイナリー

葡蔵人〜Book Road〜
https://www.bookroad.tokyo/

収録会場

ヴィラ・デ・マリアージュ多摩
https://villasdesmariages.com/tama/

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