ヴィラ・デ・マリアージュpresents 「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」 2023年8月31日OA

2020年7月から始まったラジオ番組『ヴィラ・デ・マリアージュpresents「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」
2023年8月のゲストは山梨県「シャトレーゼベルフォーレワイナリー」勝沼ワイナリー取締役工場長の戸澤一幸さんです。
ワイナリーは、母体の’お菓子の国’と共存しながらさらなる進化を遂げようとしています。最終回は「ちょこっとの喜び」という名のワインで乾杯!
(全5回 5回目)

辰巳:8月最後の週です。ゲストは5週に渡って出演いただいてます山梨県シャトレーゼベルフォーレワイナリー勝沼工場長の戸澤和幸さんです。そして今日も「Villas des Marriages 多摩南大沢」の井村貢シェフにも同席いただいてます。
番組始まってもう3年超えましたねー、いつも美味しいお料理を作ってくださりありがとうございます!

全員:よろしくお願いします!!!

辰巳:さぁ、今日もすでに赤ワインが注がれております。まずはひと舐め(?)してからお話を伺いたいと思います。では乾杯!

全員:カンパ〜イ🎶

「Petit Joies 2021」
http://www.belle-foret.co.jp/katsunuma/item/p_red012/(←参考商品。現行ヴィンテージではありません)

辰巳:うん、濃いぃ色のボルドーブレンド系のワインでございますが、これはどう言うワインでしょうか?

戸澤:こちらは「プチジョワ2021」で、セパージュはメルロー、カベルネソーヴィニョン、プティ・ヴェールド。

辰巳:自社畑の?

戸澤:そうですそうです。

辰巳:「トロワジョワ」という、”3つの喜び(って言う意味の)”1stワインがありますけど、これはそのセカンド。

戸澤:「ちょっとの喜び」笑笑。

辰巳:ちなみにトロワジョワのトロワは?

戸澤:『栽培・醸造・お客さま』。が、幸せを感じられる、っていう年(グッドヴィンテージ)だけに造られるワインで、今までには2009、2012、2013、2017、の4回しか造ってない。

辰巳:ぁ、そうですか。最近はダメですか?

戸澤:んー、カベルネが良かった年に’トロワジョワ’っていうふうに思ってるんですが、最近はなかなかちょっと。

辰巳:何が原因?雨?

戸澤:う〜ん、雨も多かったですし、あとは気温・・・いろいろ。

辰巳:これも全部自社畑?

戸澤:そうです。

辰巳:ぁw、またシェフに聞くの忘れてました(☜先週もやらかしました)いかがですか、この「ちっちゃな喜び」?

井村:ワイン自体はすごくタンニンもしっかりしてるんで、お料理もしっかり目が合わせやすいなと思って、

辰巳:今日はパイ包み焼きみたいなのが出てきました。今日のお料理は?

井村:八王子の磯沼牧場の牛肉を使いました。それと野菜を練り込んで、パイの中に包み込んで焼いてます。

【磯沼牧場の牛肉と野菜のパイ包焼き 赤ワインソース】

辰巳:ソースもドロ〜っと。

井村:はい、今日は濃厚な赤ワインソースにしました。

全員:いただきま〜す!

辰巳:シェフがあまり野菜も使わずにビシっ!っと決めるのも珍しいですね。肉肉しくてクラシックな感じ。

井村:やっぱりワインがしっかりしてるんで。

辰巳:戸澤さん、いかがですか?

戸澤:ワインはしっかりとボルドーブレンドなので、肉の旨み、ソースの味わいのお料理が引き立ててくれてます。

辰巳:ワイン造る時”どんな料理に合わせたいか”、は考えるもんなんですか?

戸澤:そこまでは正直考えてないですね。自分の中では今まで飲んできたワインでの”物差し”の中でブレンドしてます。お料理ってのはやっぱり(お料理を)作っていただける方にお願いしたほうがよりジャストフィットしたものを作っていただけると思うので。

辰巳:奥様にワインを「美味しい!」と言っていただきたい気持ちとかはないんすか?笑。

戸澤:えーと、『皆さんに』美味しいと言っていただいたほうが爆。

辰巳:なんかね、”大衆”よりもうちょっと”絞り込んだ”ほうがいいワインができるって聞いたことあるんですけどね。そんなことはないんすか?だって”誰もが美味しい”なんてありえないじゃないですか。

戸澤:まぁそうですね。最近は多様性というか、いろんなワインが増えてきたんで。

辰巳:ワインメーカーとしてたくさん売りたいのか?それともこだわりのあるワインを造りたいのか?

戸澤:どっちかというと”こだわり”。うれしいのは、お客様と話をした時に、「ココわかってほしい」ってのをこちらから言ってないのにお客様の方から指摘してくれる。そういうとき「自分の考えをわかってくれた!」。すんごいうれしいですね、美味しいと言われるよりも。

辰巳:さ、このワインの『わかってほしい』はなんでしょうか?爆。シェフ、なんだと思いますか?いつものコメントだけではなくちょっとシェフにはたまに難しい質問振らないとね。

井村:いろんなブドウがあっての複雑みがある。いいブドウができた時には最上級「トロワジョワ」になる。それ以外のメンバーとしてこの「プティジョワ」があるんだと。ちゃいます?

辰巳:それは一般的な話として。もっとお料理に対してのシームレス感とか?っていうのはこのワインちょっと頭使うワインだなと思って。このワイン、造ってる時の”指摘されたい”隠しテーマって何なんですか?

戸澤:ブレンド比率もあります。メルロー、カベルネももちろんありますが、プティ・ヴェールドも入ってます。このプティ・ヴェールドのガッっていうエッジの効いたビターな感じだったり、よく熟してるんで、ちょっとしたジャミーな感じだったり。その下支えしてるプティ・ヴェールドの最後の『ガッッッ!」を見出してくれたらすんごいうれしい笑笑。

辰巳:とはいえ(プティ・ヴェールド)2割ぐらいは入ってるんでしょ?5%で下支してたらすごいけど。(辰巳さんラベル見ました)ぁ、プティ・ヴェールド21%って書いてありました。今月はワインの話をしすぎて、ぁw、ワインの番組なんですけど笑。

戸澤:はい、ワインの話はいろんな話を、聞かされたいというか聞いてもらいたいというか。。。いつもはワインメーカー同士で話す機会が多くて、お客さんと話す機会がなかなかなかったりする中で、辰巳さんや料理人のかたと話ができる、それもうちのワインでってのがありがたいです。

辰巳:このワインはおいくらですか?

戸澤:4000円+消費税。

辰巳:ちなみに最新(2017)の「トロワジョワ」は?

戸澤:確か6000円+消費税だったかな。

辰巳:1000本ぐらい造ってます?

戸澤:いやいやいやいやいや、ほんの一樽二樽ぐらいです。こっち(プティ)はそれぐらい。トロワの方はさらにこだわりを持ちながら厳選するのでどうしても少なくなっちゃいます。

辰巳:戸澤さんの一番好きなワインって何なんですか?自分が造ったワイン以外でね。

戸澤:ちょっと昔だったら(シャトー)カントメルル。(メドックの格付け)5級だからそんなに上じゃないんすけど、ラトゥール、ラフィット、あとは何十CCで5000円っていうDRCも飲んだりしたんですけど、カントメルルのイメージが残ってるのは、若い頃198・・・年を飲んだときに「気づいたら空になってた」。それは”美味しい印象”よりも”友達と一緒に楽しく飲んでた”。

辰巳:それはわかります。なんか(楽しいと)自然に空いちゃう。

戸澤:、っていうワインを目指してます。もちろんテイスティング1杯で「美味しいね」もいいんですけど、気が付けばそこに瓶が横になってるっていうお酒を造りたいかな。

辰巳:ここで最後のリクエスト曲を聴きたいと思います・今日は何でしょうか?

戸澤:はい、サラ・ブライトマンとアンドレア・ボッチェッリの「Time To Say Goodbye」。

辰巳;なんでー?

戸澤:ニュージーランドに行く時に、あまり音楽も持ってかなかったんですけどこれは持ってってー。ずーーーっと星空見ながら聴いて頑張れた。あとは今日が最終回ってこともあって。

辰巳:この曲ね。結婚式でもけっこう使われるんですね。「なんでグッバイなのにー?」って思ったんですけど意味的には「君と旅立とう」なんですね。”これまでの生活から旅立って新しい世界へ”。

戸澤:みたいです。

辰巳:イタリア語の歌詞も素晴らしいですが、これはなんか?新たな挑戦とか?じゃ、その辺の話は曲の後に聞きましょう。

Sarah Brightman&Andrea Boccelli 【Time To Say Goodbye 】(1997年)
https://www.youtube.com/watch?v=qjzJYa7tHLs

辰巳:「Time To Say Goodbye」でした。ん?そろそろ旅立つんすか?爆

戸澤:笑、いやいやいやいやいやいやいやいや。(←番組史上最多の「いや」8回いただきました笑)ま、50代になって終わりも見えてきて(←まだまだまだまだまだまだまだまだ)、会社員として最後のステージ終わって次のステップに行くっていう、、、。

辰巳:どんなステップ?

戸澤:・・・。

辰巳:だってこれ聞かないと番組閉まらないじゃないですか笑。何なら来週またきてもらってもいいですけど笑笑。

戸澤:ま、下も育てていかないといけないし、ワイナリーも新たな場所に引っ越すというところで、

辰巳:そうなんすか!?

戸澤:2025年を目処に動いているところで。工場見学ができる施設にしたりだとか。

辰巳:宿泊施設も?

戸澤:それは近く、石和にありますんでそっちを利用してもらう感じで。

勝沼を(シャトレーゼの)拠点に。シャトレーゼの拠点が勝沼町なんで、そこに恩返しできるように。(ブドウは)オフシーズンあってもお菓子だったら年中だし。

辰巳:レストランも温浴施設も?

戸澤:そうですね、はい。

辰巳:あそこいい場所ですもんねぇ。そこでワイナリーもやりながら?

戸澤:敷地の中内ですけど、引っ越しながらー。建屋の中でもいろいろ変わったりするので、次のステップに。(ワイナリーとしては)よりブランドにこだわっていくと。

辰巳:戸澤さんとしては、次のワイナリーの設計とかに携わったりしてるわけでしょ?その中で今度はどんなワインを造りたいとか?

戸澤:ツーリズム的に『シャトレーゼ的に「来ていただいて楽しめる」』。他にもワイナリーたくさんあるので「ここに行ってみたい!」を作りつつ、赤ワイン用の品種を今入れ替えてるところ。

辰巳:例えば?

戸澤:例えば??んま、シラーだったり。他もろもろ試験してるものが、今ある甲州、と、”新しい赤”がちょうどそのタイミング(2025年?)で揃うんで、それも自分のアイテムとして頑張っていければなぁと思ってます。

辰巳:シェフはシャトレーゼのワインは知ったました?

井村:いえ、ワインの方は知りませんでした。

辰巳:でしょ。”もうちょっとワインの存在感を示す”ってのは必要かもしれませんし。でもね、勝沼行っても1日じゃ(ワイナリー)全部回れないじゃないですか。メルシャン、勝沼醸造・・・その中に入らなきゃダメなんですよ。だからそういう新たな施設はいいと思うんです。

辰巳:っというわけで、5週にわたってお話伺ってきましたけど、ようやくいい感じにワインも回ってこれからお話も面白くなるところでいつも終わり笑笑。今後とも注目していただきたいワイナリー、8月のお客様は山梨県「シャトレーゼベルフォーレワイナリー勝沼工場」

工場長、戸澤一幸さんでした。

全員:ありがとうございました!!!

お断り:番組の収録日、OA日、この原稿の掲載には時差があります。また、この番組はお招きしたゲストのワイナリーのワインと、収録会場の「Villas des Marriages 多摩南大沢」の井村貢シェフが作るお料理のマリアージュをみなさまにもお越しいただき楽しんでいただくのがコンセプトの一つですが、現時点でお店でお楽しみ頂けるワインとお料理のマリアージュの詳細については直接お店にお問い合わせください。)

シャトレーゼ ベルフォーレワイナリー 勝沼ワイナリー
http://www.belle-foret.co.jp/katsunuma/

News Data

ヴィラ・デ・マリアージュpresents 「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」

2023年8月31日放送回

ワイナリー

シャトレーゼ ベルフォーレワイナリー 勝沼ワイナリー
http://www.belle-foret.co.jp/katsunuma/

収録会場

ヴィラ・デ・マリアージュ多摩
https://villasdesmariages.com/tama/

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