ヴィラ・デ・マリアージュpresents 「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」 2021年7月1日OA

2020年7月から始まったラジオ番組『ヴィラ・デ・マリアージュpresents「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」』
7月のゲストは株式会社都農(つの)ワイン、取締役工場長の赤尾誠二さんです。この番組が始まって丸1年。これを記念して(?)第1回目はFM八王子のスタジオから生放送でお送りしました。事前のノミーティングサービスショットも併せてお楽しみください!(全5回 1回目)
詳しい番組内容、出演者の情報はこちらから
https://775fm.com/timetable/tatsumi/

辰巳:はい、7月1日、今年も半分が過ぎちゃいましたー。なんだか信じられない感じがしますよねー。この『ヴィラ・デ・マリアージュ presents「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」』、去年の7月から放送が始まりましたが、確かその第1回も生放送だったような、、、。なんか遠い遠ぉーい昔のような気もするんですけど。ちょうど1周年っと言うことで、今日は*八王子FMのスタジオにやってきまして生放送でお送りしたいと思います。ただね、このスタジオの何が問題かっていうと、隣に美味しい鉄板焼きの店があるんですよ。なんて店でしたっけ?(番組スタッフが伝えるものの辰巳さん聞き取れず)ミューザ?ニューザン???
(*八王子FM:Tokyo Star Radio 77.5MHz https://775fm.com

番組スタッフ:”遊ぶ山”と書いて”ユウザン”っ!
(遊山:https://yuzan-steak.com

辰巳:なんでカンペ出してくれないのっ!?意地悪な放送局笑笑。ま、この天板焼き屋がなかなか美味しいんですよ。マスターがまたけったいな変な人でね、料理作るより喋る方が上手な・・・。実はこの生放送の前にだいぶ早くこちらに着きまして、ここでゲストや井村シェフ、スタッフと食事しながら打ち合わせしてたんですよ。打ち合わせというかー、ワインも飲んでしまいましてー(←ノミーティングですね)笑。放送前に酔っ払ってしまうという弱点がある八王子FMのスタジオなんですけども笑笑。
1周年を記念しまして、これまでのゲストの中でも最も遠いところからわざわざ飛行機に乗って飛んできてくださいました。九州は宮崎県、「都農ワイン」の工場長、赤尾誠二さんです!

赤尾:ども、よろしくお願いします!

辰巳:ようこそ!

赤尾:はい、わざわざ飛行機で来ました笑笑。

辰巳:赤い尾っぽと書いて赤尾さん、もう顔も赤いです笑。

辰巳:「都農ワイン」、字は”都”に農業の”農”。宮崎県の中部に”都農町”というところがありまして。そこにワイナリーができてからもう四半世紀が経つんですよねぇ。

赤尾:そうです、1996年からですから今年25周年ですね。

辰巳:おめでとうございます!

赤尾:ありがとうございます!

辰巳:赤尾さんは日本ワインの中でも”独自の地位を築いてきた言わば”ワイナリーの「顔」。このご時世でなかなか東京にも来られなかった中、今回1年半ぶりぐらい?

赤尾:ですね。

辰巳:ありがとうございます、今日はよろしくお願いします!

赤尾:こちらこそよろしくお願いします!

辰巳:そしてもう一人、「ヴィラ・デ・マリアージュ多摩南大沢」の井村貢シェフにもお付き合いいただきます。

井村:よろしくお願いします!

辰巳:今日は生放送で喋ることもさることながら、お隣の天板焼き「遊山」で食べることを楽しみに来たという笑。

井村:はいっ!

辰巳:はいっ、て笑。さっきは鉄板のカウンターの中に入って焼きそばも振舞ってくれたという。ね、赤尾さん、お腹いっぱいですよね?

赤尾:ですね、エンターテインメント力のある方が揃っていて。(「遊山」マスターの話術と美味しいハンバーグのほか、井村シェフと番組ディレクターの下田氏も焼きそばを振舞ってくれました)


コックコート以外の井村シェフの姿初めて見ました


なんか堂に入ってる下田ディレクター

辰巳:まぁ1周年記念のお祭りだと思っていただけると嬉しいです笑。都農ワインに入って何年ですか?

赤尾:25年、ですね。

辰巳:都農ワインができて25年でしょ?その前から入ってたんじゃなかったでしたっけ?

赤尾:その前の立ち上げの時、その3年前から。18歳でお世話になって、21歳の時にオープンして、っていう流れですね。

辰巳:お酒を飲めるようになる前からワインに携わって人生を捧げて来た「Mr.都農ワイン!」笑。シェフ、笑ってますが何が可笑しい?

井村:「Mr.都農ワイン!」

辰巳:いや、でもね、ホントに九州男児っていうか顔が濃いぃっていうか南方系というかイケメンで。しかも髪の毛を後ろで括ってんすよ。どうして括ってんすか?笑笑。いちばん最初にお会いした時のは十数年前に都農ワインにお邪魔した時。

赤尾:そん時はスキンヘッド、ちょっとボウズでした笑。(←発音はボウズ↓、ではなくボウズ↑)このスタイル(後ろで括る)は多分7~8年前から。

辰巳:ちょっとボウズっていうのは、2部刈りとか3部刈りとか?

赤尾:そうですね、長めのボウズ笑。

辰巳:井村シェフ、「都農ワイン」ってご存知でした?

井村:いえ、今回初めてでした。

辰巳:でしょ?都農っていう地名自体も知ってる方は”日本ワインファン”以外ではいないんじゃないかっていう、宮崎県の中でも児湯郡っていう小さなところのエリア。このワイナリーもある種”町おこし”のために作ったんじゃないかっていう?

赤尾:元々は北海道の池田町にある町営のワイナリー目指して、都農町もやりたかった。

辰巳:あ、「十勝ワイン」がモデルだったんすか?

赤尾:そうです。池田町の(丸谷)町長を都農町に呼んで講演してもらったり。100歳ぐらいで亡くなりましたが非常にエネルギッシュな方で。

辰巳:実はこの番組、去年の8月に「十勝ワイン」のお話をした時にいらしていただいたのが、丸谷金保元町長の娘さんでワインエデュケーターの田辺由美さんだったんです。シェフ覚えてます?

井村:覚えてます!

辰巳:元気なお…ねぇさん笑。丸谷さんは日本ワインの歴史の中でも「地方発のワイン文化を何もないところから始めた」という大きな功績のお一人、ま、そのお嬢さんですね。
丸谷さんとはお会いしました?

赤尾:はい、19か20歳の頃、丸谷さんの話を聴きながらワインというお酒の”立ち位置”、ポジションを学ばしてもらいましたね。

辰巳:”ワインの立ち位置”、一言で言うと?

赤尾:「エネルギッシュに地域で根ざす」ってことですね、地元の人たちが飲まないと価値として上がらない、完結しないと言うか、、、っと僕は思いました。

辰巳:そして「都農ワイン」が生まれた。
ではここで乾杯したいと思います。

全員:カンパ~イ🎶


キャンベル・アーリーロゼ 2020
https://tsunowine.shop/?pid=123079726

辰巳:ちょっと甘みのあるピンク色したアレですね。我々(日本ワインファン)の間で「都農ワインといえば!=キャンベル・アーリー!」っというイメージが強いんですよ。これもそうですよね?

赤尾:我々都農ワインのアイデンティティーになるようなワインです、このキャンベル・アーリーは。

辰巳:さっき地元の人に受け入れられなければダメだっていう話をされましたけど。このちょっと甘めのテイストがいいんですかね?やっぱりこれが人気あるんですか?

赤尾:宮崎、、九州って焼酎文化が根強い中で、このキャンベル・アーリーのロゼは、ま、焼酎を飲んでいるオジサマたちも「美味し♡」って言ってくれるワインなんですよ。

辰巳:! どうして? このワイン、ちょっと甘口なのに。焼酎好きってかなりハードな辛口好きな気がしますけど?

赤尾:お醤油とかお味噌、おそらく食文化自体が”甘い”。

辰巳:そういう九州の食文化にも合わせられるワインだってことですか?

赤尾:「甘い=ほっこり」。そういう文化もあるので、意外と「チキン南蛮」も甘いんですよ、砂糖使ってて実は。だからこのチキン南蛮とキャンベル・アーリーはメチャ合う笑。

辰巳:そらぁ合うでしょうね確かに。そっかそっかそっか、これお値段もけっこうリーズナブルなんですよね?

赤尾:そうですね、税込1300円台なんで。

辰巳・井村:安っすっ!

赤尾:我々も「お値段以上」出さないとダメだっていうことで笑。

辰巳:なんかコマーシャルのような。「お値段以上のキャンベル・アーリー」笑笑。
ちょっとこれを飲みながら赤尾さんのリクエスト曲を聴きたいと思います。今日はなんでしょう?

赤尾:はい、今日は久保田利伸さんの「流星のサドル」。

辰巳:思い出の歌かなんかですか?

赤尾:そう。町興しで始まったワイン造りの夏のイヴェントにアカペラでステージに立たされて歌わないといけなかったっていう爆。

辰巳:久保田利伸さんをゲストに呼んだとかそういうことじゃなく?笑笑。

赤尾:まっっったく笑笑。僕が初めてアカペラで歌ったのがこの歌でした。

辰巳:あ、そうだったんですか?んじゃどうします、久保田さんの曲かけるか赤尾さんのアカペラにするか???爆。

赤尾:久保田さんでお願いしますっ汗。

辰巳:では赤尾さんのアカペラはこの後どっかで聞かせていただくことにして、今回は久保田さんご本人の「流星のサドル」。


久保田利伸 「流星のサドル」(1986年)
https://www.youtube.com/watch?v=r9MmuGV5QAQ

辰巳:赤尾さん途中から歌ってくれると思ってたんですけどなかったですねー笑。これ当時は練習してたんですか?

赤尾:はい、だいぶ練習しました笑。18~20歳の頃に練習してましたんで、今回選曲をお願いされた時にこの曲から始めようと思ってたんです笑。

辰巳:ドラマの主題歌かなんか?*
(*ブリジストン「INTER CITY」CMでした)

赤尾:そうです確か、僕もよく覚えてないんですけど。

辰巳:僕もいわゆる芸能界関係の色々とか疎くてよくわからないんですけど爆。懐かしい感じがする歌ではありますね。

赤尾:当時の先輩たちがブイブイ🐽🐽言わせてたころの歌ですよね笑。

辰巳:あれ、シェフもよく知ってる?

井村:よく知ってますよ、直撃世代笑。

辰巳:シェフもブイブイ言わせてたんですか?笑。

井村:いや、ブイ🐽、ぐらいですかね笑笑。

辰巳:わりとこの2人歳近い、2つ違い?(←赤尾さん46歳、井村さん49歳で3つ違いでした)

赤尾:いちばん悪かったっすよね、あの「ビーバップハイスクール」の頃の笑。

井村:そういうのに影響受けた年代ですね。もうみんーなヤンキーでしたね笑。

辰巳:シェフは大阪ですよね、(ヤンキーの)本場?

井村:そうです、住吉区。

辰巳:ワタクシも住吉区。

赤尾:へぇ。

辰巳:世代の違いってこんなに違うのかってねぇ。決して我々の世代がガラが良かったとかそういうつもりは毛頭ありませんがー。(←なんかお茶濁しました)
そんなわけでー、この都農ワイン。都農町というのは人口1万人の小さな町なんですけど、この5~6年前に元々第三セクターだったのが一般の資本が入ってちょっと変わってきたと。

赤尾:そうですね、町おこしとしてワイナリー事業を進めてきたんですけど、次なるステージに上がっていくために民間の力を活用して、さらなる発展をっていうところで都農町の株を民間の方が買ってくださって。新しいワイナリーをスタートしていこうっていうのが新たに始まりました。

辰巳:いわゆる居酒屋チェーンさん、*塚田牧場さんとかね。僕も行ったことありますけどいいお店ですよね。そういうカジュアルな店でもきちんと日本ワインを置いてくださるのは非常に大事なことだと思うんで。(*塚田牧場:https://www.tsukadanojo.jp
 都農ワイン紹介ページはこちらhttp://www.apcompany.jp/info_brewery/post-7.php

赤尾:多分僕たちは”プロダクトアウト”、作ったものを売ることしかできないんすけど、その作ったものに”価値”をつけてくれるビジネスパートナーっていうのが、これからの伸びしろとしてあったもんですから。

辰巳:時間ないのであんまり聞けないんですけど具体的に誰かの仲介とか?そういう気持ちのある居酒屋チェーンがあった?それとも都農ワインさんの方が探した?どっちですか?

赤尾:元々お付き合いがあったんですけど、実は行政から提案があったんです。

辰巳:お付き合いは食材なんかで元々あって、地鶏とかね。

赤尾:はい、自然な流れでパートナーとなったって感じです。業態も色々増えてきましたし。

辰巳:小麦やパンを作ったり。

赤尾:(頷)これからは都農ワインをより引き立つような事業を展開するっていうことをやっていきたいと思っています。

辰巳:レストラン事業も初めて、都農ワインさんがこれからどう変わって行くか?ってのもとても楽しみにしております。今月あと4回ありますがよろしくお願いします!今日はどうもありがとうございました!

全員:ありがとうございました!

(お断り:番組のOAとこの原稿の掲載には時差があります。また、コロナ禍における様々な政府の対策によっては「ヴィラ・デ・マリアージュ多摩南大沢」のメニュー提供等が変更になっている場合があります。詳しくはお店にお問い合わせください。)

News Data

ヴィラ・デ・マリアージュpresents 「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」

2021年7月1日放送回

収録会場

ヴィラ・デ・マリアージュ多摩
https://villasdesmariages.com/tama/

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