八王子FM「辰巳琢郎の一緒に飲まない?」2020年4月16日放送分

シャトー・ジュン(山梨・勝沼)顧問、西浦昌文さんの2回目。ジェントルマンの高校時代は実はやんちゃなサッカー少年だった、、、。発売前の「シャトー・ジュン・ブラン2018」をテイスティングしながら若き日を振り返ります。全2回後編。

辰巳:今回のお客様、2回目です。シャトー・ジュンの西浦昌文さんです!

辰巳・西浦:よろしくお願いします!

辰巳:前回は”甲州”にまつわる話とかね、アパレルメーカー「(株)ジュン」が作られた、なんと40周年になるワインメーカー。っていう話を伺いましたけど。

西浦:親会社がが60年、シャトー・ジュンが40年です。

辰巳:で、西浦さんはこのシャトーに入って12年ってことでしたよね。大ベテランかと思ってたら・・・。

西浦:ははは、大きな顔してますから。

辰巳:笑。大きな顔というかとんがった顔というか笑。

西浦:ラジオだから何言ってもいいんですね笑。

辰巳:いいんですよ~笑。前回も触れましたけど、この大学教授のようなインテリ、喋りの上手な人という印象がありますね。
もともと営業マンだったんですか?

西浦:そうですね。ずっと洋服の営業をやってきまして、最終的には女性ブランドの事業部長だったり、店舗の開発をやったり、、、。幸せなことに日本で行ったことのない都市って基本的にないんですよ。いろんな経験ができた中で今があるかなと。

辰巳:そうですか。
まずワイン飲みましょうか。今回は飲んだことのない珍しいワインをお持ちいただきまして、、、。

(ワイン登場)

Chateau Jun Blanc 2018

西浦:前回は私どものメインの”甲州”だったんですが、今回はまだ誰も飲んだことのない、というかまだリリースもしておりません「シャトー・ジュン・ブラン 2018」。私どものトップキュヴェ。フラッグシップとして熟成に熟成を重ねようという、、、。

辰巳:高級白ワインですね?シリアルナンバーが32番とついてますけどこれ何本ぐらい造ってるんですか?

西浦:300本ぐらいですかね。まぁ一樽と思っていただければ。ソーヴィニヨン・ブランが70%、セミヨンが30%。

辰巳:いわゆるボルドーブレンド。

西浦:頷。どちらの品種も100%(単一品種で)でリリースしてますので。セミヨンの辛口は2004年から。

辰巳:その当時のセミヨン、僕のセラーにあります。どれぐらい熟成するか楽しみなんですよね。

西浦:ソービニョン・ブランは2017年からリリース。その翌年のものがこのワインに入ってます。

辰巳:まだ樹が若いんですね。さ、どんなブレンドになっているんでしょうか?抜栓お願いします!
ボトルやエチケットは(前回の甲州と)同じような感じですけど。

西浦:そこはあえて変化をつけずに。。。

(西浦さんが抜栓、グラスに注ぎます)

辰巳:さっきお聞きしましたけど、西浦さんもこれを飲むのが初めて?顧問が飲んだことないなんて・・・。

西浦:醸造家(仁林欣也氏)が今まで隠してたんじゃないでしょうか笑。今回醸造家が是非にと!

辰巳:では乾杯しましょう!

辰巳・西浦:カンパイ!!!

辰巳:ぁ、まず香りはソーヴィニョンの香りがパーンときますよね。で、その次に樽香がやってきまして。若々しさ、フレッシュさを感じます。

西浦:2018年のものですのでまだまだ若いんですが、これからじっくりと熟成していこうと、、、。

辰巳:最低2~3年寝かしてからの方が、、、。はっきり言ってスゴく美味しいです。実は(僕は)ボルドーもロワールもあるし、最近はニュージーランドでも素晴らしいのを造ってるし、世界中で(レベルの高い)造ってるのに、ソーヴィニョン・ブランを日本で造る意味があるのかと思っている人間なんですけど、これはブラインドしたらボルドーの1級シャトーの白ワイン、そんなイメージありますよね。ラグランジュの白とか。僕はランシュバージュの白が好きでね、一時期ハマってたことがありまして。

西浦:セミヨンに関しては12年前にこの(ワイン)事業に来た時にはぜんぜん売れてなかったんです。

辰巳:ボルドー好きはもちろん知ってる、オーストラリアのニューサウスウェールズのハンターヴァレーなんかも素晴らしいのがある品種なんですけどね。

西浦:だけど(うちでは)丸々3ヴィンテージぐらい残ってしまってたこともあります。うちの甲州がJALのファーストクラスに搭載された頃からシャトー・ジュンの認知が少しずつ広がり、それから1年で全部なくなりました。
ま、営業マンなんでつい売っちゃったんですが、すごく反省しました笑。もっと置いとけばよかった。。。

辰巳:けっこう安かった?

西浦:あの当時2500円ぐらい、今は3000円です。その当時(12年前)からうちの醸造家(仁林氏)はソーヴィニョン・ブラン手に入れて「ボルドーブレンドやります」と言ってましたから。

辰巳:つまり仁林さんがボルドーの白が好きだった?

西浦:はい、まぁ赤もひっくるめて最終的にフラッグシップはボルドースタイルにしようと。赤はカベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、プティ・ヴェールド。

辰巳:(カベルネ)フランは?

西浦:フランは入ってないです。
今回は自信作のこの白を持っていけと、この数年後を想像して飲んで欲しいと。

辰巳:あんまりヨイショするのは好きじゃないんですけど、これ、かなりいいですね。

西浦:ありがとうございます。(仁林氏に)伝えておきます。

辰巳:驚きました。今(ワインの温度)20℃ぐらいあるんですけど、それでもボヤけないんですよ。それだけポテンシャルもあるんでしょうね。
へぇぇぇ、こういうのが出来始めましたかー!?これちょっとセンセーショナル!

西浦:まだ販路も決めておりません。

辰巳:だって300本しか造ってないないんだから販路どころじゃないでしょ!

西浦:(シャトー・ジュンの)オンラインで少し出そうかとも思ってますけど、まだ決めてません。

辰巳:おいくらですか?

西浦:はい、12000円でございます。

辰巳:桔梗ヶ原メルロー(メルシャン)なんかと同じぐらいかな。最近もうちょっと高いのも出て来てますけどね。それぐらいの自信作なんでしょうねぇ。
日本ワインの場合、流通になかなか乗らないんで、値段高めにつけてお店やレストランに出して、それなりに儲けてもらうということはこれからある程度必要なんじゃないかな、とは思ってますが。いきなり12000円とはエラい強気ですね?赤も?

西浦:はい、赤も同じです。赤も300本。
今日、本当はロゼの辛口にしようか悩んだんですが、醸造家の熱い想いに押されてこれにしました。「僕らはこれからこっちに向かっていきますよ」という想いをぜひ辰巳さんに飲んでいただきたいと。

辰巳:それは嬉しいです!

辰巳:西浦さん、滋賀県の日野町出身だと前回伺ったんですが。

西浦:近江八幡から車で40分くらい。ヒトミワイナリーさんは実家から20分くらいです。今滋賀県のワイナリーは2軒かな(ヒトミワイナリーと琵琶湖ワイナリー)。昔辰巳さんとご一緒させてもらいましたよね、ワイナリーバスツアーで。滋賀、大阪、京都、神戸の。

辰巳:あれ何年前でしたっけ?

西浦:もう7~8年前じゃないですか?楽しかったですね。今度また関西に増えるそうなんですよ。

辰巳:どこですか?

西浦:奈良。

辰巳:あ、奈良はね、2軒準備中です。関西はボチボチ出来てますけどまだ少ないですね。
(また話変わります)
で、西浦さんは幼少の頃どんな子供だったんですか?

西浦:ぁ、パーソナルですか?笑。悪い奴だったんじゃないですか?笑。サッカーをやってたんですが、滋賀県内では3位くらいには入るような学校でした。

辰巳:どこですか?

西浦:日野高校です。

辰巳:滋賀県最近どこが強いんですか?

西浦:野洲高校。

辰巳:滋賀県わりとサッカー処ですよね?

西浦:今温厚に見えるかどうかはわからないですけど、その頃はけっこう気ぃ荒かったんで、試合が終わると待ってましたね、相手チームの人が。「さっきのプレイはなんだ!?」と。

辰巳:ボコボコにされたとか?

西浦:、に近いことはあったんじゃないですか?笑。今ずいぶん人間は丸くなりましたよ、ワインを飲んでいるので笑。

辰巳:ポジションは?

西浦:センターフォワード。それ以外にもわりとマルチだったのでいろいろやりました。ゴールキーパー以外は全部やった気がしますね。

辰巳:大きくなったら何になりたいと思ってたんですか?だって当時Jリーグもなくて、サッカーなんてマイナーなスポーツだった・・・。メキシコオリンピックで銅メダル獲って唯一釜本を応援してた世代ですよね?

西浦:そうですそうです、杉山、釜本。。。昔の卒業ナントカ(卒業アルバム?文集?)見ると「リンゴ農園で働きたい」と、わけのわからない事書いてるんですけど。。。

辰巳:え、滋賀県にリンゴ農園ないでしょう?

西浦:あったんです、1軒。でも何でそんなこと書いたのかわかんないんですよ。多分ネタがなかったんでしょうね笑。
で、同じ高校で今の会社(の就職試験)を受ける同級生がいて「一緒に受けようよ」と言われて。何も考えてなかったんですよ。じゃぁ受けてみっか、で受けたら僕だけ受かりまして笑、大阪に勤めました。
大阪採用です。それから広島の支店長といういちばん偉いポジションやらしていただいて東京に来たんです。

辰巳:ぇ、20代で支店長だったんですか?

西浦:もうちょっと上でしたかね、大阪が長くて広島は5年ぐらい。東京に出て来たのは20年ぐらい前。だから言葉はいろいろ混ざってますね、すいません笑。

辰巳:でも(西浦さん目の前にすると)なぜか関西弁で喋ってしまうという・・・。ゼッタイ関西の臭い持ってますからね笑。西浦さんの関西弁あんまり聞いたことないんですけど、どんな感じで喋るんですか?

西浦:多分普通に喋ってるところに何となく出てるんじゃないですかね?

辰巳:関西人が関東に出て来て頑張って東京弁喋ってるって感じ?笑。

西浦:そんな感じかな?全然意識したことない、し、直そうとしたこともない。なんも考えてないんですよ。

辰巳:サッカー選手になろうと思ったことはないんですか?

西浦:ないです。上にはもういっぱいいましたので諦めは早かったです。

辰巳:ファッション業界に入ったのはやっぱり女の子にモテたいからとか?

西浦:その通りです。

辰巳:硬派のようでかなり軟派。

西浦:かもしれないです笑。

辰巳:結婚は?奥さんは大阪の人?

西浦:京都ですね。息子、娘と孫2人。

辰巳:奥さんは何人?

西浦:1人です笑笑。

辰巳:暴走族とかそっちにはいかなかったんですか?

西浦:あーけっこう走ってましたね笑。

辰巳:こういうのがねー、還暦すぎたら昔のことがだんだん還ってくるんですよね。僕も先日やってた中劇場小劇場でやった芝居は、高校大学の時代を思い出して「またやりたいなぁ」と。

西浦:でもやっぱりワインに出会えたのは良かったです。この業界楽しい、ワインとその周りにあるいろいろと出会えることが。

辰巳:ワインとアパレルの違いってなんですか?

西浦:まったく別もんなんですが、生き方がスタイリッシュという意味では自分の中では同じなのかもしれませんね。”おいしい生活”をしていきたい。ちょっとやぁらしく聞こえるかもしれませんが笑。

辰巳:”おいしい生活”は昔、30年40年前の西武百貨店のキャッチフレーズですからね。糸井重里さんだったかな?我々には大丈夫なフレーズですけど若い人たちにはちょっとわかんないかも。
アパレルやってる頃とワインの今ではどっちがモテますか?

西浦:・・・・・ワインですかね笑。歳はとって来てますからバランス的にはちょうどいいんじゃないですか?

辰巳:どういう意味ですかね?笑。

西浦:モテても変な方へはいかない、という意味じゃないですか?笑。ぁ、ここカットするとこですよね汗。

辰巳:カットはしませんけど、公の電波なんで一応そう言っとかんとね、むちゃくちゃモテるって聞いてます笑。
(話変わります)
定年されて今は顧問という形でいらっしゃいますがどうですか?今後も自分の人生の中でワインと関わっていきたいと?

西浦:そうですね。自分の会社は持ってはいて今は「シャトー・ジュン」と契約させてもらってます。会社名は「&LIVED」。その”&”の前にはワインだったりチーズだったり日本酒だったり、と、”生きて行く”という会社名なんで、あくまでもそれらと一緒に生きていきながら楽しい人生を過ごしたいな、と。

辰巳:なるほどねー。これで締めたいいい文句なんだけど、なんかもうちょっと崩して終わりたい笑。もうちょっと楽しみたいんだけど。
資格もいっぱい取りはってますけど、今なお勉強中とかありますか?

西浦:チーズももっとやりたいんですけど、いちばんは今の事業部長を(横に同席している道間さんのこと)どう支えるか、もっといい事業にするか?が僕の楽しみです。

辰巳:日本ワインは今後経営的にやっていけますか?

西浦:簡単ではないでしょうね。造ったら売れるって時代ではないでしょうし。ブランディングとバランス、価格も含めてちゃんとした考えがあって、バランスとれたところが残って行くでしょうね。これから新しいところもどんどん出てくるでしょうし、面白い時代だとは思います。

辰巳:「シャトー・ジュン」のワイン、これからどんなになっていくかたのしみにしています!
今日はいつ発売になるかわからない、フラッグシップの「シャトー・ジュン・ブラン 2018」をいただきました!ではまた次回お会いしましょう!

辰巳・西浦:ありがとうございました!!!

今回の番組は、日本橋のコレド室町内「ヴィノシティ・マキシム」にて収録されました。

トップページ

News Data

八王子FM「辰巳琢郎の一緒に飲まない?」

2020年4月16日放送分

ワイナリー

*シャトー・ジュン
ファッションブランドのジュングループが1979年、山梨県勝沼に設立。醸造責任者は仁林欣也氏。「G20 大阪サミット2019 首脳夕食会」で「甲州2018」が供され話題となった。パワフルさを追求するのではなく、エレガントで飲み飽きないワイン造りを目指す。
https://www.chateaujun.com

「日本のワインを愛する会」入会申込

登録無料

入会申込フォーム

About Charter Member 日本のワインを愛する会・チャーターメンバー

日本のワインを愛する会は、チャーターメンバー(創立会員)諸氏による篤志によって、新しい一歩を踏み出しています。会の活動は、いわば社会的文化的活動。メンバーのみなさまは、その志に共感いただき、新しい組織をその誕生から見守り、今後ぞくぞくと展開される新たな活動を支えていただく方々なのです。日本のワインを愛する会の「チャーターメンバー」は、原則ご紹介による参画を原則としています。システム等のお問い合わせに関しては、下記より事務局までご連絡いただきますようお願いいたします。