2020年 サントリーワインインターナショナル(株)事業方針説明会

 サントリーワインインターナショナル(株)の今年の事業方針説明会が121日開かれ、代表取締役社長の宮下敏氏が会見しました。
 同社は、登美の丘ワイナリー、塩尻ワイナリー、資本参加する岩の原葡萄園を運営する日本ワイン事業のほか、シャトー・ラグランジュなど海外のワイナリー経営、
ファインワインのインポート、国産カジュアルワイン(国内製造ワイン)の製造・販売など、サントリーホールディングス(株)のワイン事業部門を担っています。
 その中で「日本ワイン」の今年の事業方針を『質・量の向上に向けた取組』として、登美の丘と岩の原ワイナリーの自社畑31haに加え、
長野県(塩尻市、立科町、坂城町)と山梨県(中央市、甲斐市)に新たに農業生産法人を活用した国産ぶどうを拡大し、
2025年までに67ha2019年比1.5倍)にする計画を発表しました(他にも青森県、山形県、長野県、山梨県にも契約農家あり)。
(このくだりは、当会会長のラジオ番組「辰巳琢郎の一緒に飲まない?」でゲストとして出演くださった
同社執行役員、渡辺直樹氏が詳しくお話しされていますので、こちらも合わせてお読みください。
 また、2018年は近年の日本ワインの人気の高まりに加え、同社の日本ワインが国内外のコンクールで受賞したことも追い風となり、対前年比119%と好調でしたが、
2019年は対前年比が72%、岩の原葡萄園を除くと54%に留まりました。在庫と新商品のバランスが取れなかったのが原因とのことですが、
今年度はこれを修正し前年比114%(岩の原を含めると126%)、1.3倍増を目指すと決意を新たにしました。
 日本ワインファンにとって嬉しいのは、今年はワイナリーツアーやセミナーなどにも対応している「登美の丘ワイナリー」をさらに活性化させる計画があるそうです。
訪れる楽しみがさらに増えそうですね。

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