1/10(月)、1/22(土)に「Aubeフレンチ×ロリアンワイン&Newエチケットお披露目会」が開催されました。
この記事では、第2回目である22日(土)の様子をお届けします。
皆さんにまず見ていただきたいのは、この広々としたオープンエアの会場です!
今回イベントを行ったのは、白百合醸造さんのブドウ畑。
ブドウ畑でブドウ酒を飲むという、なんとも贅沢な空間です。
天気にも恵まれ、青空の下で開催することが出来ました。
イベントは、近い将来白百合醸造の4代目を継ぐ内田圭哉さんの案内の下、ブドウ畑ツアーから始まります。
皆さんロリアンワイン(白百合醸造のブランド名)のロゼを片手に出発!
日本固有の品種である「マスカット・ベーリーA」から造られていて、フレッシュでフルーティーな味わいがとっても美味しいです。
ちなみに、「ロリアン(L’ORIENT)」は「東洋」を意味するフランス語。今回のイベントにもお越しくださった3代目の内田多加夫社長がフランスに留学されていた時に、「西洋に負けないようなワインを造りたい」と思ったことでこの名前がついていると、以前ラジオ「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯!」でも仰っていました。
山に囲まれた山梨県の勝沼。
白百合醸造からは日本で1番標高の高い富士山だけでなく、2番目の北岳、3番目の間ノ岳も見ることができます。
この地形が昼夜の寒暖差や湿気を取っ払う風を生み出し、美味しいワインの元となっています。
一見同じブドウ畑に見えますがよく見てみると…
左がヨーロッパ式、右上が日本式、右下が日本とヨーロッパの混合型。
品種の特性に合わせて、植え方を変えています。
昔は川の氾濫が多かったため、隣り合った畑でも土壌の性質が全く異なり、様々なブドウが収穫できるそうです。
ブドウは植えてから実がなるまで約3年、収穫できるまで約5年、美味しいブドウができるまではなんと30年かかると言われています。
世代を超えて守り抜かれてきたからこそ、美味しいワインが出来ているのですね。
ブドウ畑ツアーから戻ると、素敵な料理が用意されていました。
今回料理を提供していただくのは、秋葉原ビストロ「Aube」の勝見 健シェフ。
食育にも向き合っており、SDGsをテーマにした料理人を決める大会「チャレンジキッチン2021-U40」で優勝した今をときめく注目若手シェフです。
マスカット・ベーリーA同様、日本の固有品種である「甲州」のワインと共にいただきます。
今回、様々な甲州をご用意いただきましたが、なかでもご紹介したいのがこちら!
エチケット(ワインのラベル)も付いていないこちらのワイン。
昨年お亡くなりになった前工場長が造ったワインの中で最も古いものだそうです。
「個性的で口も悪く、なかなか他人と仲良くなかったけれど、本当はすごく優しくてワインに没頭してくれていた人」と専務取締役の内田由美子さんは言います。
1989年に造られた濃厚な甲州の古酒。造り手の姿や想いが見えてくると、ワインがより一層美味しく感じます。
そして忘れてはならないのがロリアンワインさんのNEWエチケットです!
株式会社カードラボのアートディレクター 金本愛実さん(写真2枚目左)がデザインされたこちらの2本のワイン。
「白百合甲州2020」は時間が経つと香りや味のニュアンスが変わるワイン。大切な人と一緒に長い時間楽しみながら飲んでほしいという想いを込めてデザインされたそう。
「白百合ベーリーA」は 元気なイメージをデザイン。白百合醸造から見える3つの山を表現しています。
それぞれ「甲州」「MBA(マスカット・ベーリーA)」の文字が使われていて、ワイン初心者でも思わず手に取りたくなるような可愛らしいエチケットです。
最高のワイン日和の中、最高のワインと料理、音楽とそして仲間に囲まれながら至福のひと時を過ごさせていただきました。
レストランやバーなどいつもの場所から一歩飛び出してその土地でワインを味わうと、いつもと違う景色が見えてきますね。
山梨には白百合醸造さんを始め素敵なワイナリーがたくさんあります。皆さんもぜひ訪れてみてください。
【イベント概要】
イベント名:Aubeフレンチ×ロリアンワイン&Newエチケットお披露目会
日程:2022年1月10日(月)、22日(土)
場所:白百合醸造ブドウ畑
協賛:株式会社カードラボ