サントリーワインインターナショナル株式会社 2021年事業方針が発表されました

2021年1月20日(水)、2021年事業方針を発表し、サントリーBWS株式会社 代表取締役社長 鳥井信宏氏とサントリーワインインターナショナル株式会社 代表取締役社長の吉雄敬子氏が登壇しました。
(於:サントリーホール ブルーローズ)

★2020年の振り返り

国内ワイン市場全体(サントリー推定)
*ワイン市場:-7%
*輸入ワイン:-11%
*国内製造ワイン:+1%
(いずれも前年比)

サントリーワインインターナショナル
*全体:+2%(含赤玉パンチ缶など新需要商品)
*国産カジュアルワイン:+12%
*輸入ワイン:-17%
 (うち輸入オーガニックワイン:+103%)
*日本ワイン:-12%(含岩の原葡萄園)

また、コロナの影響でワイン市場全体の業務用需要が約60%減の一方で家庭用需要は拡大(サントリー推定)
*ワイン全体:+7%
*国内製造ワイン:+4%
 (うち国産カジュアルワイン:+4% 日本ワイン:+3%)

★2021年 事業方針

*NEW!
1月から新体制[2つの事業部]

[ワイナリーワイン事業部]
・登美の丘ワイナリー
・塩尻ワイナリー
・岩の原葡萄園
・シャトー・ラグランジュ(フランス・ボルドー)
・ロバート・ヴァイル(ドイツ・ラインガウ)
・シャトー・ベイシュヴェル(フランス・ボルドー)
[輸入・カジュアルワイン事業部]
・輸入ワイン
・国産カジュアルワイン
*[ワイナリー事業部]は日本ワインと世界的にも知名度の高いワイナリーを同列にして強化、[輸入・カジュアルワイン事業部]はより自由な発想でチャレンジ。

*日本ワインの活動プラン
「日本ワインを新たなステージへ!」

[品質向上の取り組み強化]
~自社畑から契約栽培まで、すべてにおいて質を上げ、「よいぶどう」をチームでつくっていく~

NEW!
”栽培スペシャリスト”として元サントリー登美の丘ワイナリー ワイナリー長(現 生産部スペシャリスト(執行役員 生産研究本部長))を据え、自社畑の山梨県甲斐市ほか、長野県塩尻市、高山村、山形県上山市、青森県弘前市の契約栽培などと連携強化を図ります。

*中期販売計画(日本ワイン)
2021年は前年比+10%(5万7千ケース)を、さらに2030年には2020年比の2倍、10万ケースを目指します。

 2021年1月1日付でサントリーワインインターナショナルの社長に就任した吉雄敬子氏は1968年生まれ。サントリー入社後同社の飲料部門、直近はビールの主にマーケティング畑を歩んで現職。ワイン事業は初めてとのことです。コロナ対策で直接お話しすることは叶いませんでしたが、新体制の[ワイナリー事業部]設立や”栽培スペシャリスト”としてベテラン 渡辺直樹氏を登用するなど、早くも「やってみなはれ!」スピリットを発揮されている様子。この先が楽しみです。
(小山田貴子)

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